文献

J-GLOBAL ID：201702289459385598   整理番号：17A1343041

二重膜ポンプを用いた高速局所流れ制御によるオンチップ細胞選別【Powered by NICT】

On-chip cell sorting by high-speed local-flow control using dual membrane pumps

著者 (4件)： Sakuma Shinya (Department of Micro-Nano Mechanical Science and Engineering, Nagoya University, Nagoya, Aichi, Japan. [e-mail]) ,  Kasai Yusuke ,  Hayakawa Takeshi ,  Arai Fumihito
資料名： Lab on a Chip  (Lab on a Chip)
巻： 17  号： 16  ページ： 2760-2767  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2330A  ISSN： 1473-0197  CODEN： LCAHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 研究者は,オンチップ細胞選別の種々の方法を提案してきたが,大細胞のハイスループット選別は広い選別面積上の高速流を制御することの困難さにより妨げのままである。この問題を克服するために,本論文では,マイクロ流体チップの外側に置かれた圧電アクチュエータにより駆動される二重膜ポンプを用いた高速局所流れ制御を提案した。流れプロファイルをシフト局所流れの可制御性を評価した。の結果は,31kHzの等価スループットとサイズが約150μmまでの大きな細胞を選別できることを示した。提案手法では,流れ分布を制御することができるので,大きな細胞だけでなく,小さなセルに適用可能である。提案した方法の細胞選別効果はEuglena gracilis NIES48(E.gracilis)細胞大標的細胞と胃癌細胞株由来GCIY EGFP(GCIY)細胞として小標的細胞として実験的に評価した。E.gracilis細胞選別では,スループットは92.8%の成功率,純度95.8%,および90.8%の細胞生存率23kHzであった。GCIY選別では,スループットは97.8%の成功率,純度98.9%,および90.7%の細胞生存率11kHzであった。これらの結果は,提案した方法が高スループット選別の異なるサイズの細胞と,従来のオンチップ細胞ソーターに存在するスループットサイズトレードオフを克服することを確認した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】

シソーラス用語： *細胞分画法 ,  マイクロ流体デバイス ,  流れ分布 ,  *膜ポンプ ,  分類装置 ,  可制御性 ,  *高速度 ,  純度 ,  スループット
準シソーラス用語： 細胞生存率 ,  成功率 ,  細胞サイズ ,  圧電アクチュエータ ,  ハイスループット ,  *オンチップ , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 細胞・組織培養法  (EA03040R) ,  流体式制御機器  (IC02030J) ,  生物物理的研究法  (EA03020V)

タイトルに関連する用語 (3件)： 流れ制御 ,  オンチップ ,  細胞選別