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J-GLOBAL ID：201702289620320949   整理番号：17A0080246

電子書籍ビューアーのアクセシビリティ機能:関係者会議における議論の報告

著者 (3件)： 青木千帆子 (静岡県立大学) ,  小高公聡 (NTTクラルティ株式会社) ,  丸山信人 (株式会社インプレスホールディングス)
資料名： 情報管理  (月刊JICST)
巻： 59  号： 5  ページ： 315-321(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： F0392A  ISSN： 0021-7298  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 出版社,電子書籍ビューアー開発者,電子書籍ストア,読書障害者による一連の関係者会議を開催し,読書障害者による使用に関して課題が残されている電子書籍ビューアーに焦点を当てて議論をした。本稿はその成果報告書である。会議における議論から,ビューアーに実装や対応が求められる最も優先度の高い要素として,(1)音声読み上げ機能(TTS)の有効化,(2)TTSによる購入,(3)TTSによる書棚操作,(4)表示されている順にTTSで読む,(5)TTSで文字ごとに読む,(6)TTSによる読む位置の指定,の6項目を示した。また,電子書籍のアクセシビリティを総体的に実現するための提案として,1)アクセシビリティに関する方針を設けること,2)アクセシビリティに関する対応状況を示すこと,そして,3)アクセシビリティについて考える担当の人を設けること,を挙げた。(著者抄録)

シソーラス用語： *図書 ,  閲覧 ,  *アクセシビリティ ,  視覚障害者 ,  学習障害 ,  言語障害 ,  音声 ,  ディジタル方式
準シソーラス用語： *電子書籍 ,  ビュアー ,  読字障害 ,  文書音声読上げ

著者キーワード (16件)： 電子書籍 ,  電子書籍ビューアー ,  アクセシビリティ ,  音声読み上げ機能 ,  障害者差別解消法 ,  建設的対話 ,  合理的配慮 ,  環境整備 ,  e-book ,  e-book reader ,  accessibility ,  Text-to-Speech ,  Act for Eliminating Discrimination against Persons with Disability ,  constructive dialogue ,  reasonable accommodation ,  establishing environment

分類 (1件)： 入出力装置  (JC04050U)

引用文献 (8件)：

• 1) 青木千帆子. “2014年電子書籍フォーマットのアクセシビリティ対応状況に関する実態調査”. arsvi.com. http://www.arsvi.com/2010/1502ac.htm, (accessed 2016-04-05).
• 2) 総務省. “音声読み上げによるアクセシビリティに対応した電子書籍制作ガイドライン”. http://www.soumu.go.jp/main_content/000354698.pdf, (accessed 2016-04-05).
• 3) 文部科学省. “教科書目録(平成26年4月)”. http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/mokuroku/26/1347222.htm, (accessed 2016-04-05).
• 4) 出版年鑑編集部編. 出版年鑑 2015. 出版ニュース社, 2015, 3885p.
• 5) Book Industry Study Group."EPUBTEST 0300 -Fundamental accessible reading system tests". http://www.epubtest.org/testsuite/, (accessed 2016-04-05).

タイトルに関連する用語 (5件)： 電子書籍 ,  アクセシビリティ ,  会議 ,  議論 ,  報告