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J-GLOBAL ID:201702289651907178   整理番号:17A1209228

外傷性脳損傷と出血のマウスモデルにおける凝固および炎症に対するトラネキサム酸の影響【Powered by NICT】

Impact of tranexamic acid on coagulation and inflammation in murine models of traumatic brain injury and hemorrhage
著者 (9件):
資料名:
巻: 215  ページ: 47-54  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0886B  ISSN: 0022-4804  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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外傷後凝固障害および炎症は,外傷性脳損傷(TBI)後の二次脳損傷を悪化させることができる。トラネキサム酸(TXA)は出血および頭部外傷患者における死亡率を低下させる臨床的に示されており,その報告された抗線維素溶解および抗炎症特性を有する二次性脳損傷を緩和するための可能性を持っている。TXAはTBIのマウスモデルにおける外傷後凝固および炎症を改善単独およびTBIと出血(TBI/H)の複合損傷モデルであろうという仮説を立てた。確立されたマウス重錘落下モデルは中程度のTBIを誘導した。マウスに10mg/kg TXAの腹腔内注射または損傷後10分等価量の食塩水を投与した。マウスの追加グループをTBIとその後の圧力制御モデルを用いた出血性ショックを行った。TBI/Hマウスは蘇生中のTXAまたは生理食塩水の腹腔内注射を投与した。血液は回転トロンボエラストメトリー(ROTEM)と多重サイトカイン分析による炎症による凝集を評価するために,損傷後の間隔で採取した。脳損傷のバイオマーカーである可溶性P-セレクチン,血小板活性化のバイオマーカー,血清ニューロン特異的エノラーゼを経時的に調べた。脳ホモジネートを多重酵素結合免疫吸着剤分析による炎症性変化を分析し,ひ臓組織をフローサイトメトリーでひ臓細胞集団評価のため採取した。TBI後TXAまたは生理食塩水で処理したマウス間の凝集,血清または脳サイトカイン,P-セレクチン,ニューロン特異的エノラーゼ差はなかった。TBIに出血性ショックおよび蘇生の添加後,TXA投与は凝固パラメータ,全身性または脳炎症,または血小板活性化に影響しなかったが,生理食塩水単独と比較した。TBI後24時間では,TXAを投与したマウスは中枢記憶CD8エフェクターCD8,B細胞,および増加したナイーブCD4細胞集団を低いひ総細胞数を示した。対照的に,TXA組合せTBI/H後脾臓白血球集団に影響しなかった。死亡率の利点を示唆した臨床データにもかかわらず,TXAはTBIまたはTBI/Hマウスモデルにおける凝固,炎症,あるいはバイオマーカー発生を調節しなかった。TBI後のTXAの投与はひ臓白血球集団,心的外傷後免疫状態の変化に寄与する可能性のあることを変化させた。将来の研究は,外傷後免疫抑制の開発と院内感染のリスクのTXAの役割を検討するために行うべきである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
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神経の基礎医学  ,  中枢神経系  ,  神経系の疾患  ,  外傷一般 

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