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J-GLOBAL ID：201702289686624640   整理番号：17A1091114

チンパンジー(Pan troglodytes)における因果的捕獲効果【Powered by NICT】

Causal capture effects in chimpanzees (Pan troglodytes)

著者 (3件)： Matsuno Toyomi (Department of Economics, Hosei University, Japan) ,  Matsuno Toyomi (Primate Research Institute, Kyoto University, Japan) ,  Tomonaga Masaki (Primate Research Institute, Kyoto University, Japan)
資料名： Cognition  (Cognition)
巻： 158  ページ： 153-164  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2788A  ISSN： 0010-0277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 物理世界からの因果構造の抽出動的に変化する環境に生息している動物に対する重要な要求がある。ヒト知覚および認知機構は敏感であることが知られており,このような因果構造を検出し,解釈するために調整した。ヒト因果知覚の厳密な研究とは対照的に,この知覚の系統発生根はよく理解されていない。本研究では,チンパンジーは因果捕獲(Schollと中山,2002)と呼ばれる錯視を知覚したかどうかを試験することにより機械的因果関係にヒト以外の動物の感受性を調べることであった。因果捕獲は,物体の双安定視覚運動の型は共存原因からのバイアスに起因する因果衝突と考えられている現象である。我々の実験では,チンパンジーにおける同時発生原因に双安定ストリーム/バウンス運動事象の知覚の感受性を評価した。結果は,ヒトにおけると同様であり,因果的「バウンス」知覚が同時に提示されたタスク因果バウンス事象を添加したチンパンジーで有意に増加したことを示した。これらの結果は,環境における因果構造の視覚的解釈の背後にある知覚機構は進化的にヒトおよび非ヒト動物間で共有されていることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 同時発生 ,  ヒト ,  双安定性 ,  *チンパンジー ,  視覚 ,  系統発生 ,  *捕獲 ,  因果律 ,  バイアス ,  動物 ,  感受性 ,  *サル
準シソーラス用語： 視覚運動 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 因果知覚 ,  因果錯覚 ,  チンパンジー ,  非ヒト霊長類 ,  認識比較

分類 (1件)： 個生態学  (EE03020H)

タイトルに関連する用語 (3件)： チンパンジー ,  PAN ,  捕獲