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J-GLOBAL ID:201702289698812558   整理番号:17A0341349

腐朽菌,土壌生息微生物群およびシロアリに対する蒸気圧力下で熱変性したトネリコ(Fraxinus excelsior L.)木材の耐性

Resistance of thermally modified ash (Fraxinus excelsior L.) wood under steam pressure against rot fungi, soil-inhabiting micro-organisms and termites
著者 (7件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: 249-262  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: C0118A  ISSN: 0018-3768  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本検討の目的は,トネリコ木材の熱劣化速度に及ぼす,そして褐色腐敗病,白腐れ病および未殺菌土壌細菌曝露に対するその付与耐用性に及ぼすThermoWoodRプロセス条件(処理強さ)の影響を測定することであった。最後に,シロアリ試験への耐性を,トネリコ木材,ブナ木材コントロール試料そして事前に土壌細菌試験に従ったトネリコ木材試料で実施した。その結果,熱処理は木材耐久性を改善し,褐色腐敗病と白腐れ病への耐性,(低い処理強さでは)土壌生息微生物群への曝露耐性を明らかに増大したが,シロアリ耐性の改善には僅かな影響しか無かった。その処理の否定的側面は,機械的性質の劣化であり,弾性率(MOE)への影響は少ないが,静的曲げ強さ(MOR)は最大に弱化していた。腐敗病耐性の改善に対する幾つかの理由が報告され,1)ヘミセルロースの形質転換,それが熱処理過程で親水性分子から容易に消化される疎水性分子へ変化し,2)真菌の酵素システムは底質を認知しない,そして3)未変性木材よりも更に低い熱処理木材の繊維飽和点が,熱処理木材の崩壊機構に影響する生物分解に対して,そして微小環境に影響する外部条件の変化に対してより良好な耐性につながっていた。また,ヘミセルロースの熱分解により放出された酢酸に起因するセルロースのエステル化かも知れなかった。
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細菌による植物病害  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  製材・加工  ,  物理的防除一般  ,  木材化学 

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