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J-GLOBAL ID:201702289718957970   整理番号:17A0341601

ハロゲン化学反応による対流圏O3放射強制力の低下

Halogen chemistry reduces tropospheric O3 radiative forcing
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1557-1569 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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対流圏オゾン(O3)は地球温暖化ガスであるが,産業革命前からの確かな観測記録の欠如は,放射強制力の推定(RFx(x=TO3))をモデル計算に依存することを意味する。最近の観測結果は,ハロゲンが対流圏に拡がっており,現在のO3の正確なシミュレーションのために,化学輸送モデルでの表現が必要なことを示している。GEOS-Chemモデル用い,対流圏のハロゲン化学反応が,産業革命以前と比べ現在は活性がより高いことを示した。これは,表面O3の増加による海洋からのヨウ素放出の増加,臭化炭素のより多くの人為起源排出,成層圏からの臭素フラックス増加による。ハロゲン無しでの対流圏O3の産業革命前から現在までの増加量を113Tgと計算したが,ハロゲンを含むとわずか90Tgで,RFx(x=TO3)は0.43から0.35Wm-2に低下した。この低下の~50%が成層圏からの臭素フラックス増加,~35%が海洋-大気ヨウ素フィードバック,~15%が人為起源ハロゲンの対流圏発生源の増加によるものとした。ハロゲンによる対流圏O3放射強制力のこの低下は(0.087W m-2),成層圏O3の放射強制力(~0.05Wm-2)より大きい。ハロゲン化学反応を考えないRFx(x=TO3)の推定は,過大評価(~25%)と考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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気候学,気候変動  ,  対流圏・成層圏の地球化学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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