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J-GLOBAL ID:201702289737170480   整理番号:17A1089877

ラット中の肝毒性と組織病理と薬物動態に関する伝統的肝保護製剤とソラフェニブの間の薬草-薬物相互作用

Herb-Drug Interaction between the Traditional Hepatoprotective Formulation and Sorafenib on Hepatotoxicity, Histopathology and Pharmacokinetics in Rats
著者 (7件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ソラフェニブは,進行肝細胞癌(HCC)の標準療法として使用されている。アジアでは,ソラフェニブの効能を改善し副作用を軽減させるために,HCC患者にはソラフェニブと漢方薬の併用治療が行われることがある。しかし,薬草-薬物相互作用に関する情報は殆ど無い。著者らは,漢方薬がソラフェニブ治療群に対して肝保護効果を発揮する可能性があると推定した。本研究の目的は,肝保護製剤であるLong-Dan-Xie-Gan-Tang製剤(LDXGT:竜胆瀉肝湯)と2種のチトクロムP450 3A4(CYP3A4)阻害剤,グレープフルーツジュースおよびケトコナゾールとの相互作用を含むソラフェニブの薬草-薬物相互作用の薬物動態メカニズムを調べることである。肝臓スライスの肝臓酵素レベルと組織病理学を用いて,ソラフェニブ誘発肝毒性と,ソラフェニブと薬草の併用で治療された被験者に対するLDXGT製剤の潜在的な肝保護効果を評価した。この研究では,ラットのソラフェニブの薬物動態学的研究のために,有効HPLC-フォトダイオードアレイ分析システムを開発した。薬物動態学的データの結果によれば,ソラフェニブ経口投与のみと比較してLDXGT製剤を用いた前処置では,ソラフェニブとの有意な相互作用はなかった。さらに,グレープフルーツジュースとケトコナゾールは,ソラフェニブ代謝に有意な影響を及ぼさなかった。さらに,LDXGT製剤の用量変化や,一回使用または反復使用による前処置は,ソラフェニブ誘発肝毒性および組織病理学的変化を抑制または悪化させなかった。これらの結果によると,LDXGT製剤は安全であるが,ソラフェニブ誘発肝毒性に有益な効果はない。ヒトにおけるソラフェニブと組み合わせたLDXGT製剤の有効性または有害作用をさらに評価するために詳細な臨床試験を実施すべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器疾患の薬物療法  ,  薬物の相互作用  ,  消化器作用薬の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究 

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