文献
J-GLOBAL ID:201702289747825567   整理番号:17A0341587

化学-気候モデルシミュレーションでの上部対流圏と下部成層圏のオゾンに対するアジアNOx排出増加の影響

Influence of enhanced Asian NOx emissions on ozone in the upper troposphere and lower stratosphere in chemistry-climate model simulations
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1297-1311 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アジア夏季モンスーン(ASM)高気圧は,北半球夏における上部対流圏・下部成層圏(UTLS)の最も顕著な循環パターンである。ASM対流は,表面から上層の高気圧への効率的な鉛直輸送で重要な役割を果たす。本研究では,完全結合エアロゾル-化学-気候モデルECHAM5-HAMMOZを用い,UTLSのオゾン分布に対する人為起源酸化窒素(NOx)排出増加の影響を調べた。UTLSのオゾンは,オゾン前駆体の対流上昇と増加したNOxで生じた対流圏オゾン異常の上昇の両方に影響を受ける。インドと中国で,人為起源NOx排出に対する感度実験を行った。これらのシミュレーションで,2000年から2010年に人為起源NOx排出量は,2000年の排出量に対しインドで38%増加した。これらの排出量増加は,2000年から2010年のインドでの3.8%/yea,中国での7.3%/yearの観測された直線トレンドに対応した。インドでの38%,中国での73%のNOx排出増加は,ASM高気圧(15~40°N,60~120°E)におけるオゾン放射強制力を,それぞれ,16.3,78.5mW m-2増加させた。これらのNOx排出増加は,モンスーンHadley循環の高まりにより,チベット高原を大きく温暖化し,インドでの降水量を増加させた。しかし,73%のインドでのNOx排出増加は(中国で見られた増加と同様),ヒンドゥスターン平野とチベット高原での大量のオゾン生成をもたらした。高いオゾン濃度は,今度は,Hadley循環逆転と,インドでの負の降水異常をもたらした。伴う沈降は,ASM高気圧へのNOxとオゾンの鉛直輸送を抑制した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
対流圏・成層圏の地球化学  ,  成層圏・中間圏  ,  有害ガス調査測定 

前のページに戻る