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J-GLOBAL ID:201702289785784512   整理番号:17A0571155

桃山時代に制作されたと伝えられる 貨幣型恩賞品の制作技法

著者 (5件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 101-108(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0023A  ISSN: 0021-4876  CODEN: NIKGAV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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わが国の金属工芸は弥生時代に大陸から採鉱,冶金の技術が伝わったことに始まるとされる。しかし,その技法は時代の流れに伴い変遷がみられ,その変遷を知るには工芸品から制作当時の技法を読み取らなければならない。そこで本研究では,桃山時代の金属工芸品である永楽通宝銀銭の材料学的な特徴から用いられた制作技法を解明し,伝統的制作技法の一端を明らかにした。その結果,1)鋳造で制作されたと伝えられる文化財資料について,樹枝状の金属組織を有すること,などから製造方法が鋳造であること,また,制作後に熱処理等は行われていないことがわかった。2)打製と伝えられる文化財資料については,基材表面に皺が観察されることなどの特徴は,打製で制作されたことの根拠として示されるが,内部応力が観測されないことから,制作後に熱処理が施されたことを示した。3)打製の制作技法として定鏨打ちを推定して,文化財資料の復元を試みた。その結果は,制作後に熱処理がなされていることを証明した。
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分類 (3件):
分類
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金属工学一般  ,  鋳造製品  ,  鍛造製品 
引用文献 (5件):
  • 1) Kura Kurata and Masaki: NakanoNihon-no-bijyutsu Vol. 39 Kinkou(in Japanease), (Shoukgakukan, Tokyo, 1974).
  • 2) T. Takizawa and Y. Nishiwaki: Nihonshishouhyakka Kahei(in Japanease), (Tokyoudou, Tokyo, 1999).
  • 3) T. Tsukamoto: Nihonkaheishi (in Japanease), (Shibunkaku, Kyoto, 1924).
  • 4) T. Ashida: Das geldwesen Japans : Entwicklung und Vergleichung mit demjenigen in europäischen Ländern/vorgelegt von Teruo Ashida, (in German), (Gedruckt bei Benedikt Hilt publication, 1912).
  • 5) M. Hansen: Constitution of binary alloys, (McGraw-Hill Inc, New York, 1958).
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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