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J-GLOBAL ID:201702289918208016   整理番号:17A0341573

地形性混合相雲での降水過程と過冷却液体に対する雲凝結核と氷晶核の影響

Effects of cloud condensation nuclei and ice nucleating particles on precipitation processes and supercooled liquid in mixed-phase orographic clouds
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 1017-1035 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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雲凝結核(CCN)と氷晶核(INPs)の変化に地形性混合相雲が如何に応答するかは,極めて不確かである。暖かい及び冷たい混合相地形性雲(それぞれWMOCsとCMOCs;雲上端の温度-20°Cで区別)での主たる雪形成機構は,大きく異なる。WMOCとCMOCの各ケースで,同じCCNとINP濃度を用いた感度解析で過冷却水含有量,雲相,降水量へのCCNとINP影響を定量化した。CMOCでは,沈降が着氷(riming)より重要な役割を果たすが,着氷がWMOCで支配的であることが分かった。予想されるように,CCN付加は特にWMOCsと低INPsで降水量を抑えた。しかし,これはCCN1,000cm-3以上で大きく逆転した。CCN濃度が高いと(1,000cm-3以上),CCNが,シエラネバダでの混合相雲を高め,降雪量を高める新たな機構を見出した。この状況で,より大量の雲水を含むより広く拡がる浅い雲が,山岳西のセントラルバレーと山麓の丘で形成された。これらの雲形成に伴い増加する潜熱放出は,より高い量の雪の降水量に風上斜面への水蒸気の局所的輸送を強め,山岳上空での混合相雲を活発化し,多量の降雪を形成させた。すべてのCCN条件で,INPsの増加は液体制限条件の結果,CMOCでの着氷と混合相画分の低下をもたらすが,氷制限条件の結果,WMOCでは反対の結果となった。しかし,いずれのケースの降水量もCMOCについては沈降の増加によりWMOCでは着氷と沈降の高まりで増加した。INPsを増加させると,過冷却水含有量が劇的に減少し,雲凍結温度が高まるが,CCNの増加ははるかに小さな意味を持つ逆の影響をもたらした。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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雲と降水の微物理 

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