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J-GLOBAL ID:201702289921611029   整理番号:17A0253941

HCVとNAFLDの患者におけるシリマリンフラボノリグナン類の代謝と薬物動態におけるUDP-グルクロン酸転移酵素1A1の役割

Role of UDP-Glucuronosyltransferase 1A1 in the Metabolism and Pharmacokinetics of Silymarin Flavonolignans in Patients with HCV and NAFLD
著者 (5件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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シリマリンは,慢性肝疾患の患者が最も一般的に使用する漢方薬である。シリマリンフラボノリグナンは,主にグルクロン酸化による迅速な初回通過の代謝を受ける。本研究の目的は,1)シリビンA(SA)とシリビンB(SB)について血漿濃度-時間曲線(AUC)下面積とUGT1A1*28多型との関連性を決定し,2)血漿中に見出されるフラボノリグナングルクロニド抱合体のプロファイルに及ぼすUGT1A1*28多型の影響を評価し,3)SAとSBの薬物動態に対するUGT1A1の酵素動力学の役割を調べることである。シリマリンを経口投与した慢性肝疾患患者33人のAUCと代謝率を種々のUGT1A1*28の遺伝子型間で比較した。主要なSAおよびSBグルクロニドのAUC,代謝率およびプロファイルは,3種のUGT1A1の遺伝子型間で大きな差異がなかった。対照的に,野生型対立遺伝子を有する被験者と比較して,UGT1A1*28/*28遺伝子型を有する被験者において,血漿中の硫酸化フラボノリグナン抱合体の割合の増加が観察された。UGT1A1の生体外の固有クリアランスの推定値におけるSAとSBの差異は,シリマリン代謝におけるUGT1A1の主要な役割を示す生体内で観察されたSAおよびSB曝露と逆相関した。また,NAFLD患者とHCV患者との間で観察される代謝率の有意差は,UGT1A1多型の任意の効果が,シリマリンの薬物動態に対する肝疾患のより大きな効果によって不明瞭になる可能性があることを示唆している。まとめると,これらの結果は,UGT1A1*28の対立遺伝子の存在が,シリビンAおよびシリビンBの薬物動態の被験者間の大きな変動に対して有意に寄与しないことを示唆し,肝疾患患者におけるシリマリンの有益効果を検出する能力が不明瞭になる可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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消化器作用薬の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  ピランの縮合誘導体  ,  植物の生化学  ,  酵素一般 

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