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J-GLOBAL ID:201702289932639659   整理番号:17A0412738

南極カサガイNacella Concinna(腹足綱:ツタノハガイ科)のえらにおける鉛誘導されるプロテオーム変化の時間経過【Powered by NICT】

Time course of lead induced proteomic changes in gill of the Antarctic limpet Nacella Concinna (Gastropoda: Patellidae)
著者 (5件):
資料名:
巻: 151  ページ: 145-161  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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南極無脊椎動物に及ぼす人為的発生源からの金属のレベルの増加の影響はほとんど理解されていない。カサガイ(Nacella concinna)を曝露した12 24 48および168時間0,0.12と0.25μgL~( 1)鉛。続いて鰓からの蛋白質存在量の変化を定量化し,2Dゲル電気泳動および質量分析を用いた。いくつかの抗酸化蛋白質,金属結合Mn-スーパーオキシドジスムターゼとフェリチンを含むを同定し,存在量の増加初期。小胞体(ER)における蛋白質の酸化還元依存性成熟に関与するシャペロンは48時間で鉛を持つより高い存在量を示した。鉛は12時間でZn結合炭酸アンヒドラーゼの豊度を増加させ,酸塩基平衡への挑戦を示唆した。代謝蛋白質は168時間で豊度を増加させ,長期曝露時の大きなATP需要を示唆した。細胞骨格シグナル伝達蛋白質修飾,低分子量G蛋白質cdc42の豊度の変化は,長期曝露時の初期と,引き続いて逆転増加し,おそらく厚フィラメント構造と機能の修飾に導く。金属の置換は最初に抗酸化蛋白質に影響し,活性酸素種の産生を増加させることを仮定した。これは小胞体における蛋白質の酸化還元感受性成熟を破壊し,増加したATP需要後に,細胞骨格の変化を伴った。168時間にわたり各種濃度の鉛(Pb)に曝露された南極カサガイのえら組織のプロテオーム解析は,プロテオーム変化は時間と共に変化することを示した。これらの変化は活性酸素種スカベンジング,酸塩基平衡と小胞体における蛋白質ホメオスタシスへの取り組みの需要の増加に及ぼす初期および続いてエネルギー代謝,細胞シグナル伝達,及び細胞骨格修飾の増加を含んでいた。この経時変化に基づいて,著者らは鉛の作用の主なモードは反応性酸素種の除去に関与する重要な酵素の金属-補因子と酸塩基平衡の調節の置換であることを仮定した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  分子構造  ,  細胞生理一般 

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