抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】Porphyromonas gingivalisにおいて,NALP3(NACHT-LRR-PYDドメイン蛋白質3)の炎症性体を研究する。リポ多糖類(LPS)により刺激されたマクロファージRAW264.7細胞における炎症性サイトカインの調節について検討した結果,以下のことが示された。【方法】RAW264.7細胞を,3つの群(各群4×105細胞)に,ランダムに分けて,3つの群に分けた。A群は対照群(細胞未処理);群Bは,1mg/Lのリポ多糖類(LPS)で刺激された。C群は,カスパーゼ1阻害剤(AC-YVAD-CMK)によって前処理された,そして,C群(RAW264.7細胞)は,連続的希釈(5,10,25,50,75,100,200μmol/L)のAC-YVAD-CMKで2時間前処理された。その後、リポ多糖類(1 mg/L)を24時間培養し、細胞計数キットにより細胞生存率を測定した。3つのRAW264.7細胞におけるNALP3およびインターロイキン1β(IL-1β)遺伝子の転写レベルを,リアルタイム蛍光定量的PCRによって検出した。ウェスタンブロット法と酵素結合免疫吸着検定法を用いて,3つの群における24時間後に,上記の2つの蛋白質の発現を検出した。【結果】異なる濃度(0,5,10,25,50,75,100,200μmol/L)のAC-YVAD-CMKで処理したRAW264.7細胞は,細胞生存率に及ぼす有意な影響を示さなかった。リアルタイム蛍光定量的PCRの結果は,A,B,C群のIL-1βmRNA発現が,それぞれ1.03±0.08,5.48±0.22,4.31±0.20であることを示した。NALP3 mRNAの発現は,それぞれ0.96±0.05,2.62±0.44,1.73±0.09であった。ウェスタンブロット法の結果は,A,B,C群におけるNALP3蛋白質の発現が,それぞれ1.00±0.10,2.34±0.04,1.64±0.04であることを示した。酵素結合免疫吸着測定の結果,A,B,C群のIL-1βの分泌値はそれぞれ(40.20±0.25),(61.50±1.81),(52.40±1.91)ng/Lであった。IL-1β遺伝子と蛋白質の発現は,リポ多糖類の刺激によって著しく増加し(P<0.01,P<0.01),一方,NALP3遺伝子と蛋白質の発現は,有意に増加した(P<0.01,P<0.01)。AC-YVAD-CMKによる前処理の後,IL-1β遺伝子発現と蛋白質合成は有意に減少し(P=0.002,P=0.027),NALP3遺伝子発現と蛋白質合成は有意に減少した(P<0.01,P<0.01)。結論:リポ多糖類は,RAW264.7細胞におけるNALP3の炎症性シグナル伝達経路を活性化することができ,炎症性サイトカイン分泌を阻害することができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】