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J-GLOBAL ID：201702290026099553   整理番号：17A1895938

二液相間に生成・分離するエマルジョンの高精度な移動現象解析モデルの開発

著者 (1件)： 夏井俊悟 (北大)
資料名： 日本鉱業振興会助成研究成果報告書  (日本鉱業振興会研究助成による研究成果報告)
巻： 2017  ページ： 81-88  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0621B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 銅精錬における自溶炉工程では,銅を含む鉱石とフラックスであるSiO₂を反応させて,銅分が濃縮したマットと不純物を含むスラグへと分離するが,溶銅あるいは溶融マットがスラグ中にエマルジョン化することにより機械的スラグロスが問題になる。本研究では,二液相界面挙動を高精度に可視化するための手法を開発し,アルゴリズムの理論的検証を行った。さらに,マット-スラグ界面の力学的モデルへの適用を行い,動的な液相界面形状を決定する因子の解明,液相物性と反応容器の最適設計指針を確立することを目的にケースワークを行った。そして,連続流体-分散流体運動を記述可能である離散要素型シミュレーション,平滑流体力学(SPH)法に基づく数値流体力学により,二液系における分散現象について高精度なモデル化と分析影響解析を可能にした。

シソーラス用語： 乳濁液 ,  解析モデル ,  *銅精錬 ,  *自溶製錬 ,  マット ,  スラグ ,  乳化 ,  最適設計 ,  数値解析 ,  離散系 ,  計算流体力学
準シソーラス用語： エマルション ,  エマルション化 ,  *自溶炉製錬 ,  平滑化粒子流体力学 ,  離散要素法

分類 (1件)： 製錬  (WD02030A)

引用文献 (16件)：

• S. C. C. Barnett: Min. Mag., 1979, vol. 140, 408-417.
• M. Nagamori: Metall. Trans., 1974, vol. 5, 531-538.
• G. G. Stokes: On the Effect of the Internal Friction of Fluids on the Motion of Pendulums, Cambridge Philos. Trans., 1851, vol. 9, 8-106.
• Monaghan, J. J.: Annu. Rev. Astron. Astrophys., 30(1992), 543-574.
• Natsui, S., Nashimoto, R., Takai, H., Kumagai, T., Kikuchi, T., and Suzuki, R. O.: Chem. Eng. Sci., 141(2016), 342-355.

タイトルに関連する用語 (5件)： 液相 ,  エマルジョン ,  現象 ,  解析モデル ,  開発