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J-GLOBAL ID:201702290068186200   整理番号:17A0483879

農地等の放射性物質の除去・低減技術の開発-水稲における放射性物質移行低減対策技術の開発-第1編 水稲における放射性セシウム移行要因の解明および移行低減対策技術の開発 第1章 土地利用型作物における放射性セシウムの移行係数の解析と吸収抑制技術の開発 3 福島県における水稲の放射性セシウムの移行係数の解析と吸収抑制技術の開発

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資料名:
号: 564  ページ: 21-28  発行年: 2017年03月31日 
JST資料番号: S0070A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(ア)吸着資材施用による放射性セシウム吸収抑制技術の開発:ゼオライトやバーミキュライトは投入量の増加に伴い,玄米中放射性セシウム濃度が低下した。しかし,交換性カリ含量や土壌溶液中カリウムイオン濃度の増加に伴い,玄米中放射性セシウム濃度が低下することから,資材の持つ吸着能により放射性セシウムの吸収が抑制されるのではなく,資材に含まれるカリウムの効果により放射性セシウム吸収が抑制されているものと考えられる。(イ)カリ施肥による放射性セシウム吸収抑制技術の開発:塩化カリの増肥に伴い,土壌溶液中カリウムイオン濃度が高まり,玄米中放射性セシウム濃度は低減された。土壌溶液中カリウムイオン濃度を説明変数,玄米中放射性セシウム濃度を目的変数とし,福島市大波のデータを指数近似した結果,y=408x-1.69(r2=0.824)となり,玄米中の放射性セシウム濃度が100Bq/kgとなる土壌溶液中カリウムイオン濃度は,それぞれ2.3mg/Lとなった。しかし,外れ値と安全面を考慮すると今回得られた数値よりも高い診断値を設定する必要がある。今後はさらに精度向上させ,スクリーニングレベル25Bq/kgを超過しない診断値を算出できることが望まれる。(ウ)ゼオライトの放射性Cs吸収抑制効果:ゼオライトのCs吸着による放射性Cs吸収抑制効果は,カリを多量に施肥した条件では認められない。(エ)カリ資材の放射性Cs吸収抑制効果:塩化カリとケイ酸カリの放射性Cs吸収抑制効果は,施用1年目は塩化カリの方がケイ酸カリより高いが,施用2年目,3年目は同程度であり,その効果は経年により低下する。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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稲作  ,  土壌管理  ,  その他の汚染原因物質  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (2件):
タイトルに関連する用語 (13件):
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