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J-GLOBAL ID:201702290242847915   整理番号:17A1559172

オーストラリアオットセイ(Arctocephalus pusillus doriferus)における難分解性有機汚染物質のバイオマーカーとしての毛皮の有用性【Powered by NICT】

Utility of fur as a biomarker for persistent organic pollutants in Australian fur seals (Arctocephalus pusillus doriferus)
著者 (8件):
資料名:
巻: 610-611  ページ: 1310-1320  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0501B  ISSN: 0048-9697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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難分解性有機汚染物質(POPs)は内分泌機能障害,免疫毒性,発育障害と新生物を含む多くの種において毒作用を引き起こす可能性がある。上位栄養レベルを支配する種である生体内蓄積のために,これらの影響を受けやすい。Bass海峡では,オーストラリアオットセイ(Arctocephalus pusillus doriferus)は,重要な最高位捕食者と生態系の健全性の歩哨種である。脱毛症症候群はオーストラリアLady Julia Percy島,ビクトリア州における若い,雌のミナミアフリカオットセイにおける高い有病率で見られた。以前の研究は,因果関係は内分泌毒物に起因できることを示唆した。脱毛症症候群は体温調節のための意味を持っており,死亡率のリスク因子である。Lady Julia Percy島で採取した1例(脱毛)と対照(影響を受けない)シールから採取したFurはPOPsを分析した。鰭脚類におけるPOPs濃度のモニタリングのための毛皮の有用性を調べるために,ビクトリア州の海岸沿いで動けなくなったオーストラリアオットセイの毛皮と脂肪中のPOPs濃度の比較を行った。ポリクロロジベンゾ-p-ジオキシンとジベンゾフラン(PCDD/Fs),ダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(dl PCBs),ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDEs)とペルフルオロオクタンスルホン酸/ペルフルオロオクタン酸(PFOS/PFOA)を含む選定したPOPsの濃度は,高分解能ガスクロマトグラフィー-質量分析または液体クロマトグラフィー-質量分析を用いた毛皮で測定した。結果が示す検出可能な,いくつかの個体では,幼若オットセイのdl-PCBs,PCDD/FsとPBDEsのレベル上昇はLady Julia Percy島で採取した,基準アザラシに比べて,場合にdl-PCBsの有意に高いレベルであった。dl-PCBsとPCDD/Fsのレベル上昇が見られ,特にdl-PCBsが脂肪と毛皮濃度間に有意な相関を持つ本鎖オットセイから採取した脂肉試料で見られた。本研究では,オーストラリアのオットセイにおける脱毛症候群の因果関係に関連したPOPs濃度の重要性を論じ,この歩哨種中のPOPs曝露をモニターするための非侵襲性バイオマーカーとしての毛皮の有用性を評価した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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その他の汚染原因物質  ,  海洋汚濁 

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