文献

J-GLOBAL ID：201702290388684745   整理番号：17A0471328

フェムト秒レーザ誘起周期表面構造に及ぼす有機層の形成【Powered by NICT】

Formation of organic layer on femtosecond laser-induced periodic surface structures

著者 (3件)： Yasumaru Naoki (National Institute of Technology, Fukui College, Sabae, Fukui 916-8507, Japan) ,  Sentoku Eisuke (National Institute of Technology, Fukui College, Sabae, Fukui 916-8507, Japan) ,  Kiuchi Junsuke (Eyetec Co., Ltd., Sabae, Fukui 916-0016, Japan)
資料名： Applied Surface Science  (Applied Surface Science)
巻： 405  ページ： 267-272  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0707B  ISSN： 0169-4332  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 空気中のフェムト秒(fs)レーザパルス(λ=800nm, τ=180fs, ν=1kHz)によりチタン上に形成したレーザ誘起周期表面構造(LIPSS)の二種類を実験的に調べた。アブレーションしきい値以上のレーザフルエンスFでは,最小平均間隔D<λ/2のLIPSSはレーザ偏光方向に垂直に観察された。対照的に,アブレーション閾値よりわずかに以下のFに対して,最小値D<λ/10の超微細LIPSSは偏光方向に平行に形成された。平行に配向したLIPSSの表面粗さは非照射表面のそれとほとんど同じで,垂直配向したLIPSSの高い粗さとは異なる。添加では,平行に配向したLIPSSの表面状態は非照射表面のそれと同じであるが,垂直配向したLIPSSは従来の化学合成により容易に形成できないセルロース誘導体に類似した有機薄膜で覆われていた。これらの表面分析の結果は,これらの二種類のLIPSSのは異なる機構を通して形成されることを示した。fsレーザ加工技術は,セルロース誘導体の人工合成のための新しい技術となる可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 表面分析 ,  *レーザ ,  化学合成 ,  偏光 ,  *フェムト秒 ,  セルロース誘導体 ,  レーザパルス ,  *フェムト秒レーザ ,  アブレーション ,  *表面構造 ,  有機薄膜 ,  垂直配向 ,  *有機層 ,  *レーザ誘起 ,  *構造
準シソーラス用語： レーザフルエンス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： フェムト秒レーザ処理 ,  レーザ誘起周期的表面構造 ,  チタン ,  XPS ,  ToF-SIMS ,  セルロース誘導体

分類 (1件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S)

タイトルに関連する用語 (5件)： フェムト秒レーザ ,  誘起 ,  周期表 ,  面構造 ,  有機層