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J-GLOBAL ID:201702290420035071   整理番号:17A0981384

塩分ストレス下におけるトマトの果実生産および尻腐れ発生に及ぼす有機ミネラル肥料の影響

Effect of Organo-mineral Fertilizer on Tomato Fruit Production and Incidence of Blossom-end Rot under Salinity
著者 (4件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 357-364(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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新規の有機ミネラル肥料(硫酸カルシウム:粉砕米ぬか:フミン酸を2:10:1で混合)(OMF)の効果を評価するために,トマトを点滴潅漑システムで栽培した。OMFは,塩分ストレス下の植物成長,果実収量および尻腐れの発生への塩分の影響を和らげることができると考えられた。塩分ストレスは,50mM濃度の食塩による点滴潅漑で調製された。OMFを施肥した植物成長は,化学肥料(CF)での成長より遅かった。OMFで栽培した植物葉からは,より高レベルのカリウムおよびリンが得られた。OMFは,葉におけるナトリウム蓄積やプロリン増加を阻害し,塩分ストレスを和らげると考えられた。塩分処理は,果実重量を減少させ,アスコルビン酸,スクロース,グルコース,フルクトースおよびグルタミン酸を増加させた。OMF施肥したトマトは,塩分ストレスがない場合,CF施肥したトマトより小ぶりだったが,塩分ストレス条件下では,尻腐れの発生が減少した。若いトマト果実の先端部の水溶性カルシウム含有量は,塩分処理で有意に減少した。塩分ストレス下での尻腐れ発生は,CFよりOMF 施肥において有意に低かったが,カルシウム濃度においては両者に差異が認められなかった。したがって,OMF施肥した場合の尻腐れ発生の減少は,カルシウム濃度の違いによって説明することはできず,その原因は未だに明らかではないため,今後の研究が必要であると思われた。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (2件):
分類 (4件):
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野菜  ,  植物の生理的障害一般  ,  施肥法・肥効  ,  植物に対する影響 
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