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J-GLOBAL ID:201702290422566548   整理番号:17A1452418

組織因子経路阻害剤はヒトM2分極マクロファージにおけるERストレス誘発性炎症を減弱する【Powered by NICT】

Tissue factor pathway inhibitor attenuates ER stress-induced inflammation in human M2-polarized macrophages
著者 (23件):
資料名:
巻: 491  号:ページ: 442-448  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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小胞体(ER)ストレスは,心血管疾患の発生と臨床的進行時に重要な役割を果たすことが示されている,アテローム性動脈硬化症など。は最近ヒト単球由来マクロファージ(MDM)における組織因子経路阻害剤(TFPI)の発現はコレステロール結晶(CC)によって誘導されたことを示した。本研究では,ヒトMDMを用いたERストレス条件下でTFPIの役割を決定することを目的とした。qRT-PCRおよび免疫組織化学分析は,ヒト頸動脈プラーク材料および炎症性M1または抗炎症性M2集団に分極したヒトMDMにおいてもERストレスマーカーCCAAT/エンハンサー結合蛋白質相同蛋白質(CHOP)とTFPIの存在を決定した。CHOP mRNAレベルは健常な血管と比較してプラークでアップレギュレートし,CHOP蛋白質はプラークにおけるTFPIと同じ領域に局在していた。CHOPとTFPI mRNAレベルはCC処理,特にM2表現型における後アップレギュレートされ,ERストレス阻害剤4-フェニル酪酸(PBA)はこの効果を逆転させた。さらに,CC処理は炎症性サイトカインTNF-α,IL-6およびIL-8のレベル,TNF-αとIL-8のPBAにより阻害されたを増加させ,M2分極マクロファージにおける抗炎症性サイトカインIL-10のレベルを減少させた。CC処理前にTFPIのノックダウンは,TNF-αおよびIL-6レベルを悪化させたが,IL-8およびIL-10のレベルを減少させた。著者らの結果は,CCは,ERストレス経路の活性化を介してM2分極マクロファージにおけるTFPIとサイトカイン発現を誘導し,TFPIはTNF-αおよびIL-6仲介炎症に対して保護作用を有することを示した。これらのメカニズムは,アテローム性動脈硬化症の病因に含意を持つ可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  血管作用薬・降圧薬の基礎研究 

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