抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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物質をナノサイズまで小さくすると,比表面積の大きさや量子サイズ効果等により,バルクとは異なる性質を持つようになる。粒子の特性は粒径に大きく左右されるため,粒径の制御が可能な合成法の開発が課題となっている。合成手法の最適化に向けて,粒子合成を数値計算により解析する手法が発展しつつある。本研究では,Gauss-Radau quadrature を適用したCQMOM(Conditional Quadrature Method of Moment)を用いて数値計算を実施し,粒子成長過程を詳細に解析するとともに,前駆物質分圧の変化が粒子成長に与える影響を調査した。本研究では,気相燃焼ナノ粒子合成法における粒子合成過程について,層流拡散火炎および粒子成長の数値シミュレーションを実施した。その結果,計算において粒子の体積および表面積の局所的ばらつきが表現された。また,凝集による粒子成長においては,はじめはモノマー同士,続いてモノマーと粒子,そして粒子同士の凝集といった段階を経て進行することがわかった。