文献

J-GLOBAL ID：201702290842386439   整理番号：17A1914290

Mn₁₂単分子磁石の三次元強磁性体ネットワーク 微妙な環境効果と反強磁性へのスイッチング

Three-Dimensional (3-D) Ferromagnetic Network of Mn₁₂ Single-Molecule Magnets: Subtle Environmental Effects and Switching to Antiferromagnetic

著者 (5件)： FOURNET Adeline D. (Univ. Florida, Florida, USA) ,  MITCHELL Kylie J. (Univ. Florida, Florida, USA) ,  WERNSDORFER Wolfgang (Univ. Grenoble Alpes, Grenoble, FRA) ,  ABBOUD Khalil A. (Univ. Florida, Florida, USA) ,  CHRISTOU George (Univ. Florida, Florida, USA)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 17  ページ： 10706-10716  発行年： 2017年09月04日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しいMn₁₂系統の単分子磁石(SMM)を調製し,p-F-安息香酸による酢酸エステル誘導体からカルボン酸エステルへの置換と,分子間C-H...F水素結合の広範囲の生成により結晶化させて,三次元強磁性体ネットワーク[Mn₁₂O₁₂(O₂CC₆H₄-p-F)₁₆(H₂O)₄](2)を8MeCNと層状化させて調製した。ネットワークは強磁性(F)と反強磁性(AF)相互作用の組合せとなり,全体としてはFである。芳香族環のorthoとmeta位置のC-Hを含むC-H...F水素結合の分析により,磁気特性を説明した。真空下でのMeCN溶媒分子の損失または獲得,または水和によるMn₁₂分子の環境変動により,ゆっくり緩和(SR)する分子の一部が早く緩和する(FR)分子に切り替わるが,SR分子の磁気特性には影響を与えないと考察した。

シソーラス用語： *マンガン ,  *磁石 ,  三次元 ,  *強磁性体 ,  ネットワーク構造 ,  *反強磁性 ,  スイッチング ,  *芳香族フッ素化合物 ,  水素結合 ,  水和物 ,  *脂肪族ニトリル ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： 酢酸エステル ,  *単分子磁石

分類 (4件)： 有機第6族・有機第7族元素化合物  (CF09055M) ,  芳香族単環ハロゲン化合物  (CF05030H) ,  芳香族単環カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物  (CF05190E) ,  有機化合物の磁性  (BM06070A)

物質索引 (2件)： 4-フルオロ安息香酸 ,  シアン化メチル

タイトルに関連する用語 (5件)： 単分子磁石 ,  強磁性体 ,  環境効果 ,  反強磁性 ,  スイッチング