MoS<sub>2</sub>のカリウムドープ金属多形における超伝導

ZHANG Renyan; TSAI I-Ling; CHAPMAN James; KHESTANOVA Ekaterina; WATERS John; GRIGORIEVA Irina V.

文献

J-GLOBAL ID：201702290930290795 整理番号：17A0138096

MoS₂のカリウムドープ金属多形における超伝導

Superconductivity in Potassium-Doped Metallic Polymorphs of MoS₂

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資料名：
巻： 16 号： 1 ページ： 629-636 発行年： 2016年01月
JST資料番号： W1332A ISSN： 1530-6984 CODEN： NALEFD 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

超伝導に及ぼす次元性の影響への興味から層状層状遷移金属ジカルコゲナイド(TMD),特にMoS₂の半導体性の2H相の超伝導特性が研究されてきたが,その金属性多型である1T及び1T ́相については理論的にも実験的にも探索されてきていない。ここではカリウム(K)のMoS₂へのドーピングによるインターカレーションがLiやNaと同様に2Hから1T及び1T ́への相転移を引き起こし,これらの三つのインターカレーションされた相がそれぞれ相転移温度T_c=6.9,2.8,及び4.6Kにおいて超伝導となることを見出した。空気曝露によるK原子の離脱が,例えインターカレーションによる構造変化が残るとしても,超伝導を消失させることから,S-Mo-S層間へのK原子の連続的な存在が超伝導において本質的であることを見出した。超伝導を示す三相のそれぞれのT_cがドーピング濃度に依らないのはインターカレーションが2Hだけでなく1T及び1T ́の各相において化学量論的であることを示している。

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その他の超伝導体の物性

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MoS2のカリウムドープ金属多形における超伝導

MoS₂のカリウムドープ金属多形における超伝導