文献

J-GLOBAL ID：201702291056060081   整理番号：17A0382480

薄膜近似を超えたFDTDサブセルグラフェンモデル

FDTD subcell graphene model beyond the thin-film approximation

著者 (10件)： VALUEV Ilya (HiperCone Ltd., Moscow, RUS) ,  VALUEV Ilya (Joint Inst. for High Temperatures of the Russian Acad. of Sci. (JIHT), Moscow, RUS) ,  BELOUSOV Sergei (HiperCone Ltd., Moscow, RUS) ,  BELOUSOV Sergei (Kintech Lab Ltd, Moscow, RUS) ,  BELOUSOV Sergei (National Res. Center ’Kurchatov Inst.’, Moscow, RUS) ,  BOGDANOVA Maria (Kintech Lab Ltd, Moscow, RUS) ,  KOTOV Oleg (Inst. of Spectroscopy, Russian Acad. of Sci. (ISAN), Moscow, Moscow, RUS) ,  KOTOV Oleg (Dukhov Res. Inst. of Automatics (VNIIA), Moscow, RUS) ,  LOZOVIK Yurii (Inst. of Spectroscopy, Russian Acad. of Sci. (ISAN), Moscow, Moscow, RUS) ,  LOZOVIK Yurii (Dukhov Res. Inst. of Automatics (VNIIA), Moscow, RUS)
資料名： Applied Physics. A. Materials Science & Processing  (Applied Physics. A. Materials Science & Processing)
巻： 123  号： 1  ページ： 60,1-7  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： D0256C  ISSN： 0947-8396  CODEN： APHYCC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サブセル法を導入した時間領域有限差分(FDTD)法を用いて,グラフェンの光学的性質をより正確に計算した。サブセル法はグラフェン表面に沿った追加分散を導入し,これを周波数依存誘電率テンソルで表現したものである。これによりグラフェンの表面伝導効果が正しく取入れられ,任意の偏光入射光に対する分散応答を正確に予測することが可能になった。このサブセルFDTD法による反射スペクトルの計算結果は厳密解析解とよく一致した。また,サブセルFDTD法による結果は,広く用いられる薄膜近似FDTD法による結果に比べて,優れた精度を持つことを示した。更に,サブセルFDTD法をグラフェンストリップ格子に応用して,その反射,透過,吸収スペクトルを計算し,この方法が任意の幾何構造に対して有用な普遍的手法であることを示した。

シソーラス用語： *グラフェン ,  *光学的性質 ,  *有限差分時間領域法 ,  計算機シミュレーション ,  近似法 ,  電気伝導 ,  反射スペクトル ,  *誘電率 ,  厳密解 ,  *周期構造 ,  偏光 ,  *テラヘルツ波 ,  反射率 ,  *電磁波透過
準シソーラス用語： 表面伝導 ,  *サブ波長構造

分類 (3件)： 光デバイス一般  (BD06010L) ,  光の屈折,反射,分散,偏向,吸収,透過  (BD03020B) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

タイトルに関連する用語 (3件)： 薄膜 ,  近似 ,  FDTD