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J-GLOBAL ID：201702291081677332   整理番号：17A0823904

ルチル型TiO₂(110)上のCuナノ粒子の電子状態と粒径解析

Electronic state and particle size analyses of Cu nanoparticles on rutile TiO₂(110)

著者 (3件)： AOKI Toshitaka (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  MITSUHARA Kei (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN) ,  TAKIZAWA Masaru (Ritsumeikan Univ., Shiga, JPN)
資料名： Memoirs of the SR Center, Ritsumeikan University  (Memoirs of the SR Center, Ritsumeikan University)
号： 19  ページ： 75-85  発行年： 2017年05月 
JST資料番号： L4610A  ISSN： 1345-1650  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ルチル型の還元されたTiO₂(R-TiO₂)および酸素リッチTiO₂(O-TiO₂)(110)面上に堆積したCuナノ粒子の電子状態および粒径を,シンクロトロン放射光電子分光法および高分解能中エネルギーイオン散乱(MEIS)によって研究した。O 2sおよびTi 3pラインの光電子スペクトルを観測し,R-TiO₂O-TiO₂の仕事関数を測定した。Cu被覆率の関数として,O 2sおよびTi 3pのコア準位シフトを調べた。結果は,R-TiO₂およびO-TiO₂の全てのO 2sおよびTi 3pラインはより高い結合エネルギー側にシフトし,O-TiO₂の結合エネルギーシフトはR-TiO₂の結合エネルギーシフトより大きいことを示している。少量のCu堆積によって両表面の仕事関数が急激に減少し,Cuナノ粒子から基板への電子電荷移動が起こることを示している。MEIS分析から,Cuナノ粒子がR-TiO₂上の二次元島および三次元島の両方として形成されることが明らかになった。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *銅 ,  *電子状態 ,  粒径 ,  被覆率 ,  ルチル型結晶 ,  *酸化チタン ,  光電子スペクトル ,  酸素 ,  チタン ,  仕事関数 ,  結合エネルギー ,  電子移動 ,  島状構造
準シソーラス用語： *二酸化チタン ,  銅ナノ粒子

分類 (1件)： 表面の電子構造  (BM02080J)

タイトルに関連する用語 (5件)： ルチル ,  TiO2 ,  Cuナノ粒子 ,  電子状態 ,  粒径解析