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J-GLOBAL ID：201702291175174804   整理番号：17A1402456

Arabidopsis thalianaにおける自然変異は,シュートのイオノーム,バイオマスと遺伝子発現の変化を亜鉛欠乏耐性のバイオマーカーとして明らかにする

Natural variation in Arabidopsis thaliana reveals shoot ionome, biomass, and gene expression changes as biomarkers for zinc deficiency tolerance

著者 (9件)： CAMPOS Ana Carolina A.L. (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  CAMPOS Ana Carolina A.L. (Univ. Aberdeen, Aberdeen, GBR) ,  KRUIJER Willem (Wageningen Univ. and Res., Wageningen, NLD) ,  ALEXANDER Ross (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  ALEXANDER Ross (Heriot Watt Univ., Edinburgh, GBR) ,  AKKERS Robert C. (Wageningen Univ., Wageningen, NLD) ,  DANKU John (Univ. Aberdeen, Aberdeen, GBR) ,  SALT David E. (Univ. Aberdeen, Aberdeen, GBR) ,  AARTS Mark G. M. (Wageningen Univ., Wageningen, NLD)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 68  号： 13  ページ： 3643-3656  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界の多くの耕地土壌では,植物の必須栄養素である亜鉛(Zn)が欠乏しているが,作物種の亜鉛欠乏に対する耐性における自然変異に関する研究は多くない。本研究では,19系統のArabidopsis thalianaを供試して,亜鉛欠乏耐性に関連する生理学的と分子的特性を調査した。その結果,供試系統間で,生育に必要な亜鉛濃度の最小必要量が異なっていることがわかった。亜鉛欠乏に対する耐性が高い系統では,亜鉛欠乏感受性の系統と比べて,亜鉛欠乏応答遺伝子ZIP4とIRT3の発現量が高いことが示された。また,シュートのイオノームの変化を用いて,植物の栄養状態に明らかにするための多項ロジスティック回帰モデルを構築した。こうした結果は,今後,最適以下の亜鉛濃度で栽培される作物の生産性や栄養状態を向上させるのに有用となろう。

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  *亜鉛欠乏 ,  *変異 ,  バイオマス ,  *遺伝子発現 ,  栄養状態 ,  バイオマーカー ,  栄養強化
準シソーラス用語： イオノーム ,  *自然変異 ,  生物学的栄養強化 ,  シロイヌナズナ

分類 (2件)： 植物の栄養障害  (FC04032C) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (9件)： Arabidopsis ,  自然変異 ,  シュート ,  イオノーム ,  バイオマス ,  遺伝子発現 ,  亜鉛欠乏 ,  耐性 ,  バイオマーカー