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J-GLOBAL ID：201702291213230189   整理番号：17A0606033

窒化および加熱分解による金属チタニウムへの2酸化チタンの還元

Reduction of Titanium Dioxide to Metallic Titanium by Nitridization and Thermal Decomposition

著者 (4件)： Seki Ichiro (Institute for Materials Research, Tohoku University) ,  Seki Ichiro (NETZSCH Japan) ,  Yamaura Shin-ichi (Institute for Materials Research, Tohoku University) ,  Yamaura Shin-ichi (Polytechnic University)
資料名： Materials Transactions  (Materials Transactions)
巻： 58  号： 3  ページ： 361-366(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0668A  ISSN： 1345-9678  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報告は,2酸化チタン(チタン金属の従来の製造法において典型的な窒化チタン(TiN)中間体を介して使用される原材料)から金属チタンを製造する新しい方法を紹介した。TiNは,1酸化チタンや2酸化チタンなどの酸化チタンよりも反応し易く,従来の金属チタン製造プロセスの中間体として工業的に用いられている4塩化チタン(TiCl₄)と同等な熱力学的反応性を示す。熱力学的データベースから求めたTiN(約3500K)の熱分解温度は,酸化物(約5300K)やTiCl₄(約6200K)の熱分解温度よりも大幅に低い。従って,電気アーク炉を利用可能な温度範囲(約4000K)における利用に適している。本研究は,アーク溶融法を用いた熱分解による金属チタン製造における中間体としてのTiNの使用の妥当性を実証した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 非鉄製錬 ,  非鉄冶金 ,  *還元 ,  *チタン ,  融解塩 ,  アノード ,  カソード ,  *熱分解 ,  *窒化 ,  酸化チタン ,  窒化物 ,  塩化チタン ,  Gibbs自由エネルギー ,  アーク炉 ,  データベース ,  中間体 ,  二酸化チタン ,  窒化チタン ,  *改変

著者キーワード (5件)： thermolysis ,  titanium nitride ,  Gibbs free energy ,  nitrogen reaction ,  titanium

分類 (1件)： 製錬  (WD02030A)

引用文献 (12件)：

• 1) The Japan Titanium Society, Titanium World (2013) 29-32.
• 2) W. Kroll: Trans. Electrochem. Soc. 78 (1940) 35-47. 10.1149/1.3071290
• 3) G.Z. Chen, D.J. Fray and T.W. Farthing: Nature 407 (2000) 361-364. 10.1038/35030069
• 4) R.O. Suzuki, K. Teranuma and K. Ono: Metall. Mater. Trans. 34 (2003) 287-295. 10.1007/s11663-003-0074-1
• 5) R.O. Suzuki and S. Fukui: Mater. Trans. 45 (2004) 1665-1671. 10.2320/matertrans.45.1665

タイトルに関連する用語 (5件)： 窒化 ,  加熱分解 ,  チタニウム ,  2酸化チタン ,  還元