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J-GLOBAL ID:201702291229370043   整理番号:17A0626579

エンドソームpHをトリガーとして利用するリポソーム由来膜分解ペプチドメリチンの活性化および放出戦略

Strategies for the Activation and Release of the Membranolytic Peptide Melittin from Liposomes Using Endosomal pH as a Trigger
著者 (6件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 574-582  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: W0169A  ISSN: 1043-1802  CODEN: BCCHES  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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蜂毒由来26-merペプチド,メリチンは強力な膜分解活性を持つことから,腫瘍細胞へのドラッグデリバリー利用が有望である。しかし,in vivoで利用する場合,赤血球および他の非標的細胞膜に対しても分解活性を示すことから,何らかの工夫を必要とする。本研究では,このメリチンをナノキャリア表面に拘束し,酸性環境のエンドソームに輸送された時にのみ,初めて活性化されるような仕組みを検討した。すなわち,機能性PEG-脂質を介してメリチンをリポソームに結合させるための様々な化学的アプローチ法(マレイミド-チオール化学,クリック化学,およびアルデヒド-ヒドラゾン化学)を探査した。その結果,アルデヒド-ヒドラジド法がヒドラゾン結合を介して可逆的抱合を可能にし,エンドソーム内の酸性条件下でペプチドを放出することができた。抱合部位を注意深く選択することにより,また,メリチンのpH活性化類似体を用いることにより,モデル膜への分解活性は生理pHにおいて完全に阻害された。エンドソームにおいては,酸性感受性ヒドラゾン結合が加水分解を受けることから,メリチンの膜分解活性は元の活性に戻った。以上本研究は,血液循環中は不活化状態であるが,エンドソーム経路の酸性環境において最大活性を示すメリチンの利用法を例証した。
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
製剤一般  ,  生理活性ペプチド 

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