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J-GLOBAL ID:201702291261024320   整理番号:17A0644585

新規歩留向上剤の開発と紙質評価

Development of New Retention Aid and Paper Quality Evaluation
著者 (5件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 639-643  発行年: 2017年06月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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近年の良質古紙の輸出傾向,国内の紙の消費低迷により,古紙の品質が低下傾向にある。また,紙の低坪量化とコスト削減の一環としての高灰分化も進められている。このような抄造環境の変化に伴う歩留低下が課題となっており,対応できる新規な歩留向上剤を設計するために,既存ポリマーが有する分布に着目した。本報告ではポリマー分布制御技術”セレクション”の概念とその技術の適用により高性能な歩留向上剤が得られたことを報告する。既存ポリマーには分子量・分子構造・電荷などに一定の分布が存在している。この分布の中から,凝集対象物に対し,歩留効果に有効な成分を組み合わせ,紙質に悪影響を及ぼす成分を排除し,構成するセレクション技術を確立した。この技術の適用により,主な凝集作用である橋かけ反応性と電荷中和反応性を高いレベルで両立し,最適な凝集状態を作り出すことに成功した。開発品は繊維と填料の凝集性能に優れることから,繊維長や填料配合の異なる紙料に対し,高い歩留効果と紙質改善傾向を発揮した。これらの結果は開発品が近年の抄造環境の変化に対し,幅広く対応可能であることを示している。(著者抄録)
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分類 (1件):
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紙料とその調製 
引用文献 (5件):
  • 1) Shigenori Kimura:第22回パルプ技術セミナー 東京, 50-57(2016)
  • 2) Kazuyuki Hirata:JAPAN TAPPI J. 64(7) 800-804 (2010)
  • 3) Goichi Hayashida:JAPAN TAPPI J. 68(4) 389-393 (2014)
  • 4) Takanori Miyanishi:JAPAN TAPPI J. 50(3) 504-508(1996)
  • 5) Fumihiko Tanaka:高分子の物理学,45-49,裳華房 (1994)
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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