文献

J-GLOBAL ID：201702291287097589   整理番号：17A1714435

黒海における縦及び垂直勾配に沿った有機物質【Powered by NICT】

Organic matter along longitudinal and vertical gradients in the Black Sea

著者 (4件)： Kaiser David (Leibniz Institute for Baltic Sea Research, 18119 Warnemuende, Germany) ,  Konovalov Sergey (Marine Hydrophysical Institute, Russian Academy of Sciences, 299011 Sevastopol, Russia) ,  Schulz-Bull Detlef E. (Leibniz Institute for Baltic Sea Research, 18119 Warnemuende, Germany) ,  Waniek Joanna J. (Leibniz Institute for Baltic Sea Research, 18119 Warnemuende, Germany)
資料名： Deep-Sea Research Part 1: Oceanographic Research Papers  (Deep-Sea Research Part 1: Oceanographic Research Papers)
巻： 129  ページ： 22-31  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0376B  ISSN： 0967-0637  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： その場生産は,その組成と分布の横方向と垂直方向の変動を説明することができるという仮説を検証するために2013年11月における三週間以内に黒海中央部と北東部と北西部大陸棚外縁における有機物質を研究した。本研究中に達成された短期間での広い空間カバーは,黒海表面で生産性を反映して,有機物質特性の経度変動性を明らかにした。粒子状有機物質が黒海中央部の主に原地性。河川流量の異地性影響は,高濃度が粒子状有機物質の低鮮度による北西大陸棚で追跡されたのみであった。北西大陸棚外縁と黒海中央部と比較して,一次生産は北東大陸棚外縁付近高く,アゾフ海からの入力を燃料とする可能性がある。垂直パターンは,深い黒海を通じて類似しており,またその場過程によって支配されるよりもむしろ表面水の変動を反映しているように見えた。有機物質の濃度は深さとともに減少すると,その元素および同位体組成は底生境界層内の酸素-無酸素界面と有機物分解での化学独立栄養生産を示した。溶存有機炭素の分布は,無酸素深層水の二次的汚染源を示し,堆積物からの化学合成と逆流に関連したと思われるが,二端成分間の保存的混合線から濃度の負の偏差は不安定な溶存有機炭素の正味の除去を示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 深層水 ,  独立栄養 ,  *有機物 ,  大陸棚外縁 ,  *黒海 ,  原地性 ,  堆積物 ,  大陸棚 ,  異地性 ,  境界層 ,  同位体存在比 ,  表面水 ,  化学合成
準シソーラス用語： 一次生産 ,  粒子状有機物質 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 有機物質の動力学 ,  POM ,  溶存有機炭素(DOC) ,  安定炭素同位体 ,  黒海 ,  アゾフ海

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 黒海 ,  縦 ,  垂直 ,  勾配 ,  有機物質