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J-GLOBAL ID：201702291294021468   整理番号：17A1466279

マウス脳におけるHomer2相互作用蛋白質の質量分析に基づいたプロテオーム解析【Powered by NICT】

A mass spectrometry-based proteomic analysis of Homer2-interacting proteins in the mouse brain

著者 (8件)： Goulding Scott P. (Department of Neuroscience, The Scripps Research Institute, La Jolla, CA, United States) ,  Goulding Scott P. (Neuroscience Program, University of Colorado Anschutz Medical Campus, Aurora, CO, United States) ,  Goulding Scott P. (Department of Cell Biology, University of Pittsburgh School of Medicine, Pittsburgh, PA, United States) ,  Goulding Scott P. (Department of Genome Sciences, University of Washington School of Medicine, Seattle, WA, United States) ,  Szumlinski Karen K. (Department of Psychological and Brain Sciences, Molecular, Cellular and Developmental Biology, The Neuroscience Research Institute, University of California, Santa Barbara, Santa Barbara, CA, United States) ,  Contet Candice (Department of Neuroscience, The Scripps Research Institute, La Jolla, CA, United States) ,  MacCoss Michael J. (Department of Genome Sciences, University of Washington School of Medicine, Seattle, WA, United States) ,  Wu Christine C. (Department of Cell Biology, University of Pittsburgh School of Medicine, Pittsburgh, PA, United States)
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 166  ページ： 127-137  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脳では,Homer蛋白質ファミリーは樹状突起棘における他の蛋白質との相互作用を介して興奮性シグナル伝達と受容体可塑性を調節する。Homer蛋白質は統合失調症と中毒などの精神疾患の品種に関係している。長いHomerは足場蛋白質として働くので,それらの相互作用パートナーを同定するそれらの生物学的機能を理解する上で重要な最初の段階であり,新しい治療戦略の設計を導くのに役立つ可能性がある。Homer2ノックアウト試料は非特異的相互作用を除くために用いた共免疫沈降ベース質量分析法を用いたマウス脳におけるHomer2相互作用蛋白質を記録した。マウス脳におけるHomer2は以前に報告された相互作用パートナーの限定されたサブセット(31のうち3)と相互作用することを見出した。重要なことに,著者らは,付加的な15種の新規Homer2相互作用蛋白質,その大部分はN メチル D アスパルタート受容体シグナル伝達経路の一部であることを検出した。これらの結果は,グルタミン酸作動性伝達に果たす中心的役割Homer2を確証し,変化したHomer2発現と関連した行動異常に寄与する可能性のある蛋白質のネットワークを拡大する。長いHomer蛋白質はニューロンにおけるシグナル伝達を調節する足場蛋白質である。相互作用パートナーの同定その機能を理解するための鍵である。質量分析と組み合わせた共免疫沈降を用いたマウス脳におけるHomer2相互作用パートナーの最初の包括的なリストを確立した。相互作用の特異性は,陰性対照としてHomer2ノックアウト脳組織を用いて評価した。最小同定した蛋白質のセットがHomer2の以前に報告された相互作用パートナーと重複するが,グルタミン酸作動性伝達により活性化されるシグナル伝達カスケードの一部であることを新規相互作用因子,行動におけるHomer2の役割の機構的理解を改善することを同定した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *質量分析 ,  ニューロン ,  治療計画 ,  興奮 ,  受容体 ,  *相互作用 ,  塑性 ,  *タンパク質 ,  ネットワーク ,  統合失調症
準シソーラス用語： 特異性 ,  スカフォールド蛋白質 ,  樹状突起棘 ,  *Homer ,  *プロテオーム解析 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： Homer2 ,  NMDAR ,  共免疫沈降 ,  質量分析 ,  MS1フルスキャンフィルタリング ,  スカイライン

分類 (1件)： 生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (6件)： マウス ,  脳 ,  相互作用 ,  蛋白質 ,  質量分析 ,  プロテオーム解析