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J-GLOBAL ID:201702291347491681   整理番号:17A0337329

太陽光での光合成産物の蓄積-ウミウシの充電-澱粉の蓄積による飢えたウミウシの生き残り

Photosynthate accumulation in solar-powered sea slugs - starving slugs survive due to accumulated starch reserves
著者 (6件):
資料名:
巻: 14  号: Jan  ページ: 14:4 (WEB ONLY)  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: U7029A  ISSN: 1742-9994  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:太陽光発電されたウミウシは,藻類の葉緑体が含まれているため,飢餓に耐える能力があると言われている。藻類に由来する炭素は,多くのウミウシ由来の化合物中に遡ることができ,つまり,ウミウシが組み込まれた色素体によって産生された光合成産物を利用することを示している。最近,新しい仮説は,産生された光合成産物が連続的にウミウシに利用可能にされないことを示唆している。その代わりに,色素体の光合成産物の少なくとも一部は,色素体自体に貯蔵され,後にはウミウシに利用可能になるだけである。長期の色素体保持ウミウシ,Elysia timidaおよびその唯一の食物源であるAcetabularia acetabulumを調べて,アミロースとアミロペクチンとの組み合わせであり,A.acetabulumによって産生される主要な光合成産物が,盗まれた色素体によって産生されるかどうかを調べ,そして,それが個々の盗葉緑体内に蓄積するかどうか,後でウミウシが利用できるエネルギー貯蔵庫を提供するかどうかを決定する。結果:飢餓期のElysia timidaの組織学的切片は,植物の澱粉顆粒のよく知られた染色であるルゴールのヨウ素溶液で染色された。著者らは,飢餓期間中にウミウシの消化腺細胞内でアミロース濃度が増加し,その後急激に減少することをここで初めて報告する。これらの組織における光合成を化学的にブロックすると,観察されるデンプンはなく,未処理のウミウシのデンプンは光合成活性の産物であることが示された。結論:これは,盗葉緑体が,栄養価の高い生産者および貯蔵装置の両方として機能し,飢餓期間に耐えるために飢えたウミウシによって最終的に利用可能となるまで,一定の時間産生する多糖類を保持することを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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動物生理一般 

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