抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
安全に関する見方として近年提唱されているSafety-I/-IIという概念を引用し,コックピットにおける高度な自動化はI型であり,コックピット内のエラーマネジメントや航空管制業務はII型であるとして,航空分野の安全性について議論した。まず,航空管制業務の可視化・分析研究について述べることを通じて,変化する環境下でのシステムの安定的なオペレーションの維持に寄与する人間の役割や能力について論じた。次に,人間のさらなる能力向上を目指した訓練手法の考え方を紹介した。具体的には,1)航空管制業務の可視化研究(入力された航空交通状況を自動的に分析し必要な管制処理をタスクレベルとして出力するCOMPASiツール,同上ツールでの航空機トラフィック・シナリオと,その分析・可視化の例示など),2)基本的な能力を漏れなく身に着け,それを応用できるようにすることを狙ったCompetency Based Training,3)学習者に対するより生産的で効率的な試行錯誤の環境の提供,などについて述べた。