抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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違法コピーとは,独占排他権である著作権で保護されている著作物を承諾なく利用することであり,その代表が複製(複写)である。世間には海賊版や模倣品,インターネット上の違法著作物(電子データ)の公開など違法コピーが溢れている。著作物の違法コピー対応(対策)がもたらす弊害について考察した。法規制の強化により一定の抑止効果は期待できるが,一方で表現の創作活動を委縮させる。海賊版や模倣品などの違法コピーとパロディ・オマージュ等の芸術的・文化的コピーを別と捉え(違法コピーの範囲・定義),別の基準で規制すべきである。前者は罰則の強化などで規制強化すべきであり,後者は定義を法律に定め,積極的に保護する。バランスを図ることにより文化の発展を促すべきである。