文献

J-GLOBAL ID：201702291589723437   整理番号：17A1467765

CFDを利用したターボ機械の翼振動強度設計

著者 (3件)： 金子康智 (熊谷大 理工) ,  森一石 (三菱重工業 総合研) ,  大山宏治 (三菱日立パワーシステムズ タービン技術本部)
資料名： ターボ機械  (Turbomachinery)
巻： 45  号： 11  ページ： 670-677  発行年： 2017年11月10日 
JST資料番号： S0391B  ISSN： 0385-8839  CODEN： TKAICZ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ターボ機械の心臓部であり信頼性を左右する翼の振動特性を予測し十分な振動強度を確保するCFDとFEMを利用した軸流翼の振動強度設計技術を紹介した。翼等に作用する加振力の分類を示しCFDとFEMを利用して強度評価を行う項目として翼列干渉力による振動,ショックロードによる振動およびフラッタを挙げた。翼列干渉力による振動は前置静翼によるノズルウェーク加振力と後置静翼によるポテンシャル干渉力による影響を定量的に評価し最適設計を行うと述べた。ショックロードによる振動では翼を強化して固有振動数を上昇させることが効果的と述べた。フラッタでは,翼列フラッタにおける蒸気タービン最終段静翼の空力減衰解析と交互ミスチューニングによるフラッタ防止の例を示した。

シソーラス用語： *計算流体力学 ,  *ターボ機械 ,  *タービン翼 ,  *機械設計 ,  *翼列 ,  *力 ,  *有限要素法 ,  軸流 ,  *強制振動 ,  *自励振動 ,  機械工学 ,  *蒸気タービン ,  ガスタービン
準シソーラス用語： 加振力 ,  振動力学

分類 (3件)： 流体機械一般  (QD01000G) ,  蒸気タービン  (PB01040R) ,  流体動力学一般  (BC02010G)

引用文献 (7件)：

• 金子,ターボ機械の翼振動解析技術と計測技術,日本機械学会講演論文集,No.074-1('7.3関西支部,第82期定時総会講演会,基調講演)(2007),6.
• Kaneko Y. • 他2名, Analysis and Measurement of Resonant Stress of Gas Turbine Blade, Proceeding of the International Gas Turbine Congress 2007 Tokyo (2007), 1.
• Kaneko Y. • 他2名, Analysis and Measurement of Resonant Vibratory Stress of Integral Shroud Blade for Steam Turbine, Proceedings of the International Conference on Power Engineering-03 (ICOPE-03) , Vol.2 (2003) , 189.
• 金子・他3名,非対称配置静を利用したタービン動翼の振動応力低減(多重共振を考慮した振動応力低減効果の検討),日本機械学会論文集C編,第72巻,第720号(2006),2366.
• 金子・他2名,部分挿入時のショックロードによる蒸気タービン動翼の振動応答,日本機械学会論文集C編,第73巻,第729号(2007),1353.

タイトルに関連する用語 (3件)： ターボ機械 ,  翼 ,  強度設計