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J-GLOBAL ID：201702291607001163   整理番号：17A0492364

NaOH水溶液の構造 神経回路網に基づく分子動力学シミュレーションからの知見

Structure of aqueous NaOH solutions: insights from neural-network-based molecular dynamics simulations

著者 (2件)： Hellstroem Matti (Lehrstuhl fuer Theoretische Chemie, Ruhr-Universitaet Bochum, 44780 Bochum, Germany. [e-mail]) ,  Behler Joerg
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 1  ページ： 82-96  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水酸化ナトリウムNaOHは最も広く使用される化学試剤の一つであるが,その水溶液の構造はごく稀にしか調べられていない。本報は分子動力学シミュレーションにより求めたカチオンの配位多面体を自動的に分類した。例えば濃度を高めると八面体配位構造は不利となり,一方三斜晶プリズムが有利となった。高濃度では配位子かン水素結合の寄与が増え,同じNa⁺まわりの2種の配位子,OH₂およびOH^-,間の水素結合が生成するため,配位多面体はしばしば「理想的」多面体から顕著にずれた。19mol/Lの飽和溶液中では溶媒分子の不足により,配位子はしばしば複数のNa⁺イオン間で共有された。これによっていくつかの「特性」多面体連結性,例えばキャップ三斜晶を共有する八面体,三角両錘を共有する四面体など,より複雑な構造パターンが生成した。文献の中性子回折およびX線回折に基づいて詳細に吟味した,密度汎関数理論に基づく反応性高次元神経回路網ポテンシャルを用いて,シミュレーションを行った。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *水酸化ナトリウム ,  *水溶液 ,  *電解質溶液 ,  *分子構造 ,  神経回路網 ,  計算機シミュレーション ,  溶媒和物 ,  水素結合 ,  密度汎関数法 ,  分子間ポテンシャル ,  構造関数 ,  動径分布関数 ,  結晶構造 ,  核間距離 ,  中性子回折 ,  配位数 ,  確率密度関数 ,  水分子 ,  水酸化物イオン
準シソーラス用語： X線構造 ,  ヒドロキシドイオン ,  電解質水溶液 ,  分子動力学シミュレーション ,  *溶液構造【溶質】

分類 (4件)： 電解質水溶液  (CB05020K) ,  分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

タイトルに関連する用語 (3件)： NaOH水溶液 ,  神経回路網 ,  分子動力学シミュレーション