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J-GLOBAL ID：201702291650632061   整理番号：17A0503823

無機材料のためのラマン分光法

著者 (1件)： 御田村紘志 (大阪市工研)
資料名： 科学と工業  (Science and Industry)
巻： 91  号： 4  ページ： 102-108  発行年： 2017年04月20日 
JST資料番号： F0106A  ISSN： 0368-5918  CODEN： KKGOAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ラマン分光法とは,分子振動あるいは格子振動の情報から化合物を同定・推定する分析手法である。ラマン分光法は,無機材料の同定の他,炭素材料に見られるような同素体の評価や無機材料の簡易な結晶性評価,結晶性試料に掛かる応力ひずみの検出などに有効である。また,適当な光学レンズによって励起光のレーザーを集光させることでミクロンオーダーの高い空間分解能で試料を観察・測定できる。この特徴を利用して2次元マッピングや異物分析などの面内の異方性を評価することができる。ラマン分光法が無機材料の分析評価にどのように役立つかを実際の測定例を示しながら解説する。(著者抄録)

シソーラス用語： *Raman分光法 ,  Ramanスペクトル ,  *無機材料 ,  化学 ,  物理的性質 ,  炭素材 ,  ケイ素 ,  酸化チタン ,  結晶度 ,  ハイブリッド複合材料 ,  ポリスチレン ,  空間分解能
準シソーラス用語： 無機材料工学 ,  無機材料科学 ,  無機材料・物性 ,  炭素材料 ,  シリコン ,  結晶性 ,  有機無機ハイブリッド材料

分類 (1件)： 無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル  (BM08063C)

引用文献 (19件)：

• C. V. Raman, Indian J. Phys., 2, 387 (1928). (Retrieved 14 April 2013).
• I. R. Lewis, H. G. M. Edwards, ′′Handbook of Raman Spectroscopy′′, (2001, Marcel Dekker, Inc., New York).
• 濱口宏夫,平川暁子編,′′ラマン分光法′′,(1988,学会出版センター).
• 泉美治,小川雅彌,加藤俊二,塩川二朗,芝 哲夫 編′′機器分析のてびき′′,第3巻,(1996,化学同人).
• ′′有機化合物のスペクトルデータベースSDBSWeb′′,国立研究開発法人産業技術総合研究所ウェブサイト( http://sdbs.db.aist.go.jp/)(2017年1月31日現在).

タイトルに関連する用語 (2件)： 無機材料 ,  ラマン分光法