抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】高齢患者における経皮的冠動脈介入(PCI)後の予後に及ぼすアトルバスタチンの異なる用量の影響を比較する。【方法】2011年5月から2014年10月まで,西安医科大学第二付属病院で治療を受けた高齢者(≧80歳)の150人の患者を,ランダムに,低用量群,中用量群,および高用量群に分けた。各群50例において、3群の患者はそれぞれPCI前にアトルバスタチン20mg、40mg、60mgを投与した。3つの群の患者の冠状動脈病変とPCIの状況を比較し、PCI前とPCI後の12、24 hの血清クレアチンキナーゼアイソザイム(CK-MB)、心筋トロポニンI(cTnI)、超高感度C反応性蛋白(hs-CRP)のレベルを比較した。PCI後1カ月に主な心臓有害事象の発生状況、アトルバスタチン治療中のアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の上昇状況及びスタチン類薬物関連筋症の発生率を測定した。【結果】(1)左冠動脈病変,左前下行枝病変,左回旋枝病変,右冠動脈病変,および3病変の発生率を比較した。3つの群のステント留置数,ステント長さ,ステント直径,ステント展開時間,ステント展開圧力,および薬剤溶出ステントを使用した患者の割合には有意差はなかった(P>0.05)。。・・・・ 3群の間には有意差がなかった(すべてのP>0.05)ことが示されたが,統計的有意差は認められなかった(P>0.05)。(2)PCI前とPCI後12時間の血清CK-MB,cTnIレベルとPCI前の血清hs-CRP濃度には有意差は認められなかった(P>0.05)が,PCI後12時間では有意差がなかった。中用量群と高用量群のhs-CRP濃度は低用量群より低く,高用量群の血清hs-CRP濃度は中用量群より低かった(P<0.05)。中用量群と大量投与群の血清CK-MB、cTnI、hs-CRPレベルは低用量群より低かった。高用量群の血清hs-CRP濃度は中用量群より低く(P<0.05)、PCI後12、24時間の3群の患者の血清CK-MB、cTnI、hs-CRPレベルはいずれもPCI前より高かった(P<0.05)。(3)PCI後1カ月に、大量投与群の患者の主な心臓有害事象の発生率は低用量群より低かった(P<0.05)が、低用量群と中用量群、中用量群と高用量群の患者の主な心臓有害事象の発生率には統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。(4)3つの群のALTは,80~120U/Lに増加し,筋肉痛の発生率と比較して,有意差は認められなかった(P>0.05)。結論:中用量(40mg)、小さい(20mg)の負荷量のアトルバスタチンと比較して、PCI前に大負荷量(60mg)のアトルバスタチンを投与することで、高齢(≧80歳)冠状動脈性硬化症患者のPCI後の心筋損傷と炎症反応をより有効に軽減することができる。患者の主な心臓有害事象の発生リスクを低下させ、安全性が高い。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】