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J-GLOBAL ID：201702291777999123   整理番号：17A0494076

人と動物の共通感染症最前線 14 徳島県産ジビエの食中毒原因病原体保有状況

著者 (4件)： 井上圭子 (徳島県食肉衛生検) ,  佐藤豪 (徳島県食肉衛生検) ,  飛梅三喜 (徳島県食肉衛生検) ,  赤松茂 (徳島県食肉衛生検)
資料名： 獣医畜産新報  (JVM)
号： 1149  ページ： 263-265  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： Z0652A  ISSN： 0447-0192  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成26・27年度に徳島県内で捕獲されたニホンジカ,イノシシについて,E型肝炎ウイルス,各種食中毒菌,寄生虫の保有状況の調査を行った。その結果,イノシシの血清および肝臓からE型肝炎ウイルス遺伝子が,シカおよびイノシシの糞便から病原性大腸菌,サルモネラ属菌,エルシニア属菌,カンピロバクター属菌といった各種食中毒原因細菌が,シカおよびイノシシの筋肉等からは寄生虫が検出された。このことから,ジビエは様々な病原体を保有しており,生食や加熱不十分な状態で喫食することによる食中毒の可能性があることが再確認された。関係者や消費者には食中毒の危険性を十分に理解してもらうとともに,衛生的な取り扱いのための指導が必要であると考えられる。今後も広く調査と情報提供を行い,衛生的で安全性の高い「阿波地美栄」ブランド確立を支援したい。(著者抄録)

シソーラス用語： 人獣共通感染症 ,  徳島県 ,  野生動物 ,  ニホンジカ ,  イノシシ ,  *サーベイランス ,  肝炎ウイルス ,  病原性大腸菌 ,  サルモネラ属 ,  Yersinia ,  Campylobacter ,  食中毒 ,  寄生虫 ,  肉胞子虫属 ,  吸虫類 ,  保菌者 ,  食肉 ,  食品衛生 ,  *食品汚染 ,  糞便 ,  筋肉
準シソーラス用語： E型肝炎ウイルス ,  *ジビエ ,  食中毒菌 ,  槍形吸虫 ,  *病原体サーベイランス ,  保菌率

分類 (2件)： 食品の汚染  (FJ01053P) ,  食肉一般  (FJ12031X)

タイトルに関連する用語 (10件)： 人 ,  動物 ,  感染症 ,  徳島 ,  ジビエ ,  食中毒 ,  原因 ,  病原体 ,  保有 ,  状況