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J-GLOBAL ID：201702291914376044   整理番号：17A1943986

菌床しいたけ栽培時に生じる排水の処理 III-酸化チタンとUV-LEDの光触媒能効果-

著者 (4件)： 有澤隆文 (徳島県工技セ) ,  小山厚子 (徳島県工技セ) ,  尾北俊博 (キョーシン) ,  室内秀仁 (とくしま産業振興機構)
資料名： 徳島県立工業技術センター研究報告  (Report of Tokushima Prefectural Industrial Technology Center)
巻： 26  ページ： 1-5  発行年： 2017年10月10日 
JST資料番号： Z0495B  ISSN： 0918-1318  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光触媒を利用した菌床しいたけ排水処理の実用化を目的とし,各種アナターゼ型酸化チタン粉末やUV(紫外線)LEDを用いた実験を行い,酸化チタンの有機物吸着率,光触媒による除去率・分解率について考察した。比表面積が大きい酸化チタンは有機物の吸着能が高く,その結果,除去率も増加した。また排水中のpHを酸性にすることによって酸化チタンと有機物が等電点になり,さらなる有機物の吸着率・除去率の向上が観察された。LEDの発光強度(投入電力量)の増加にともない有機物の分解反応が進行したが,投入電力量あたりの分解効率は低下した。したがって380nm以下の紫外域波長を発光するLEDを利用した排水処理では,処理時間とコストの観点から最適な発光強度を設定する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *菌床栽培 ,  シイタケ ,  *下水処理 ,  酸化チタン ,  発光ダイオード ,  光触媒 ,  放射強度 ,  吸着 ,  分解反応
準シソーラス用語： UV-LED ,  アナターゼ型酸化チタン ,  *排水処理 ,  発光強度 ,  有機物吸着 ,  有機物分解

分類 (2件)： 産業廃水処理  (SC03080D) ,  野菜  (FC03043X)

引用文献 (10件)：

• 有澤隆文,中尾均,槙納由香利.菌床しいたけ栽培時に生じる排水の処理-ゼオライト系凝集剤による脱色と浄化評価-.徳島県立工業技術センター研究報告.2013,22,p.1-4
• 有澤隆文,小山厚子,尾北俊博,室内秀仁.菌床しいたけ栽培時に生じる排水の処理II-紫外線LED/酸化チタン光触媒による溶存有機物の分解-.徳島県立工業技術センター研究報告.2016,22,p.1-4
• 橋本和仁,藤嶋昭.図解 光触媒のすべて.(株)オーム社.2016.P42-43
• Herrmann, J. Heterogeneous. photocatalys: Fundamentals and applications to the removal of various typs of aqueous pollutants. Catal. Today. 1999, 53, p.115 -129
• Wang, Y. Solar photocatalytic degradation of eight commercial dyes in TiO₂ suspention. Water Res. 2000, 34, p. 990 - 994

タイトルに関連する用語 (6件)： 菌床 ,  しいたけ栽培 ,  排水 ,  酸化チタン ,  UV-LED ,  触媒能