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J-GLOBAL ID:201702291923759131   整理番号:17A1370442

高地ワタのWOX遺伝子のゲノムワイド解析および種々のストレス下での発現パターン

Genome-wide analysis of WOX genes in upland cotton and their expression pattern under different stresses
著者 (13件):
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巻: 17  号: July  ページ: 17:113 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。WUSCHEL関連のホメオボックス(WOX)ファミリーは,胚のパターン形成,幹細胞維持,および側生器官形成など,植物の成長および発達において重要な役割を果たす。最近発表されたワタのゲノム配列により,ワタのWOX遺伝子の包括的なゲノムワイド解析と特徴付けが可能となった。結果。この研究では,ワタ(Gossypium arboreum)(2n = 26,A2),G. raimondii(2n = 26,D5),およびG. hirsutum (2n = 4x = 52, (AD)t)で,それぞれ21,20,および38種のWOX遺伝子を同定した。シーケンスロゴにより,ホメオボックスドメインがワタ,シロイヌナズナおよびイネのWOX遺伝子間で有意に保存されていることを示した。3種類の代表的な単子葉植物および6種類の双子葉植物から合計168種の遺伝子を3つのクレードに共通の性質を通して分類し,さらに9つのサブクレードに分類した。AtおよびDt(tは四倍体を表す)サブゲノムに由来するオルソログのシンテニー分析において高い共線性が観察された。AtおよびDtサブゲノム内における全ゲノム重複(WGD)およびセグメント重複は,WOX遺伝子の拡大において重要な役割を果たし,断片的重複は主にWUSクレードを生成した。CopiaおよびGypsyは,WOX遺伝子の上流または下流に分布した2つの主要なタイプの転移因子であった。さらに比較すると,エキソン/イントロンパターンはシロイヌナズナとワタとの間で高度に保存されており,ホメオボックスドメイン遺伝子座もそれらの間で保存されていた。さらに,ワタにおける種々の組織における発現パターンによれば,重複された遺伝子が,潜在的機能分化または新機能分化した結果として新機能を獲得した可能性があることを示した。種々のストレス処理下でWOX遺伝子の発現パターンをみると,さまざまな遺伝子が異なるストレスによって誘導されることを示した。結論。本研究では,高地ワタゲノムで3つのクレードに分類されWOX遺伝子が同定された。全ゲノムおよび断片の重複は,進化中の遺伝子数の拡大に対する2つの主要な誘発要因であると決定された。さらに,発現パターンによれば,重複された遺伝子が機能的相違を獲得した可能性が示唆された。まとめると,本研究の結果は,WOX遺伝子ファミリーの進化を明らかにし,将来の研究に役立つと考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  遺伝子発現 

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