抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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新成長戦略の柱のひとつとして,観光の振興と地域活性化が提示され,日本各地で地域特産品の地域ブランド化の取り組みが活発化している。観光庁は2013年に全国の地域特産品のお土産が全国的な流通ネットワークに乗るきっかけを提供し,さらにそのお土産を通じて地域へ観光を促進するとの目的で全国から「究極のお土産」を募集した。本研究では「究極のお土産」として選定された地域特産品のお土産品を対象として,WEBサイトの有無および通販について2014年と2016年の状況を調査した。調査の結果,2年間でWEBサイトでの商品情報の発信・訴求は進展しているが,通販(お取り寄せ)に関しては低下している状況が明らかになった。インターネットを利用した情報発信は進んでいるのに対して通販(お取り寄せ)が低下している理由について,共同サイトでのインターネット通販のコストの側面を捉えるとともに,地域特産品の商品販売の継続性および地域特産品の商品開発における課題について考察した。(著者抄録)