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J-GLOBAL ID：201702291984282693   整理番号：17A1406444

ダブルネットワークゲル(DNゲル)の軟骨応用に向けた検討

著者 (13件)： 野々山貴行 (北大 大学院先端生命科学研究院) ,  野々山貴行 (北大) ,  中島祐 (北大 大学院先端生命科学研究院) ,  中島祐 (北大) ,  黒川孝幸 (北大 大学院先端生命科学研究院) ,  黒川孝幸 (北大) ,  北村信人 (北大) ,  北村信人 (北大 大学院医学研究科) ,  北村信人 (聖路加国際病院 整形外科) ,  安田和則 (北大) ,  安田和則 (北大 大学院医学研究科) ,  きょう剣萍 (北大 大学院先端生命科学研究院) ,  きょう剣萍 (北大)
資料名： Fine Ceramics Report  (Fine Ceramics Report)
巻： 35  号： 4  ページ： 148-152  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： L0506A  ISSN： 0911-5269  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ゲルとは,3次元的に架橋された高分子網目内に液体を含んだものであり,特に網目内の液体が水のものをハイドロゲルと呼び。ハイドロゲルは固体と液体の中間の性質を示し,柔軟性や透明性,物質透過性,低摩擦特性などの特徴を有している。しかし,機械的強度が乏しいことから,力学強度が必要とされる用途への実用化は大きな壁が存在していた。我々は,「硬くてもろい」高分子網目と「柔軟で良く伸びる」高分子網が相互に入り組んだ高靭性ダブルネットワークゲル(DNゲル)を開発した。本稿では,DNゲルの合成と強靭化メカニズムおよび人工軟骨材料への応用展開について紹介した。1)DNゲルの合成,2)DNゲルの強靭化メカニズム,3)人工軟骨材料への応用展開検討,4)DNゲルの骨結合性付与技術の開発。

シソーラス用語： 人工移植物 ,  *軟骨 ,  医用高分子 ,  *ヒドロゲル ,  ネットワーク構造 ,  ゲル ,  関節軟骨 ,  人工関節 ,  *生体適合性高分子 ,  靱性 ,  機械的強度 ,  関節【生体】 ,  ポリアクリルアミド ,  架橋【高分子】 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  再生 ,  ヒドロキシアパタイト ,  IPN重合体 ,  表面改質 ,  電子顕微鏡観察 ,  人工軟骨 ,  *ダブルネットワークゲル ,  強靱化 ,  軟骨再生 ,  透過型電子顕微鏡法 ,  PAMPS【重合体】 ,  人工臓器 ,  機械的性質 ,  筋骨格系 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： 生体材料 ,  医用高分子材料 ,  ハイドロゲル ,  網目構造体 ,  骨結合 ,  PAMPS ,  相互貫入高分子網目

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

引用文献 (9件)：

• Jian Ping Gong, Y. Katsuyama, T. Kurokawa and Y. Osada : Adv. Mater., 15, p1155-1158 (2003)
• T. Nonoyama, Jian Ping Gong : Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers., Part H, Journal of engineering in medicine, 229, p853-863 (2015)
• Jian Ping Gong : Soft Matter, 6, p2583-2590 (2010)
• N. Yoshimura et al. : Clinical Calcium, 19, p20-25 (2009)
• Y. Tanabe, K. Yasuda, C. Azuma, H. Taniguro, S. Onodera, A. Suzuki, Yong Mei Chen, Jian Ping Gong and Y. Osada : J. Mater. Sci., 19, p1379-1387 (2008)

タイトルに関連する用語 (4件)： ダブルネットワークゲル ,  ゲル ,  軟骨 ,  応用