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J-GLOBAL ID：201702291986355708   整理番号：17A0287841

Geobacter種の電流発生と細胞外電子伝達経路に対する陽極電圧の影響

Influence of Anode Potentials on Current Generation and Extracellular Electron Transfer Paths of Geobacter Species

著者 (2件)： KATO Souichiro (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Hokkaido, JPN) ,  KATO Souichiro (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 1  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Geobacter種は細胞外電子伝達(EET)を介した呼吸の電子受容体として陰極電極を含む固体化合物を利用でき,生物電気化学システム(BES)の生体触媒としてのそれらの非常に重要な役割に相当な注目を集めている。最近の研究は陽極電位が様々なBESにおいて電力出力と,優勢なGeobacter種の選択を含む,陽極微生物群集に影響することを明らかにした。しかし,電流発生特性と陽極電位に対する応答の詳細は,モデル種Geobacter sulfurreducensのみに関して調べられている。本研究において,電流発生とEET経路に対する陽極電位の効果を,異なる陽極電位を伴う6つのGeobacter種の培養と,引き続き電気化学分析により調べた。電気化学培養は,G.metallireducensクレード種(G.sulfurreducensとG.metallireducens)が幅広い範囲の陽極電位(≧-0.3または-0.2V対Ag/AgCl)で高い電流密度を一貫して発生する一方,準表面クレード種(G.daltonii, G.bemidjensis, G.chapellei,およびG.pelophilus)は限られた電位領域(-0.1から-0.3V対Ag/AgCl)でのみ相対的に大きな電流を生じた。直線掃引ボルタンメトリー分析はG.metallireducensクレード種が陽極電位にかかわらず,唯一のEET経路のみを利用する一方,表面下クレード種は,陽極電位に依存して最適化されうる複数のEET経路を利用することを示した。これらの結果は,陽極電位に対する応答の特徴はGeobacter種(またはクレード)間で多様であることを明らかに立証する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 細菌 ,  *電流発生 ,  電子移動 ,  *電子伝達系 ,  アノード ,  *電圧
準シソーラス用語： *Geobacter ,  *電子伝達 ,  *陽極

分類 (2件)： 微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  (FK03010P) ,  微生物生理一般  (EG03051L)

タイトルに関連する用語 (5件)： Geobacter ,  電流発生 ,  電子伝達 ,  経路 ,  陽極