抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,日本においてサービス業の発展が著しく,国内総生産に占める割合も大きくなる中,高齢化と人口減少による人手不足が起きている現在,サービス業の生産性向上は急務である。本研究は,作業分析者の主観に依存しがちなサービス作業の分析を,体系的かつ客観的に行えるようにできることを目指し,作業分析方法の開発に向けて,記述法の開発と作業内容を説明する際の表現名称で用いるリファレンスモデルの作成に向けて,事例検討を行った。記述法とは,簡潔に業務内容を記述できるIDEF(コンピュータ支援生産統合化定義手法)をベースとし,作業の入力内容と出力内容をあえて記述せず,ワークフローダイアグラムのように書き表す手法である。雑貨店におけるレジ業務と店内見回り業務を事例として用いながら,標準作業のシナリオ設定と標準時間やタイミング設定を試みた。作業内容の記述法と,作業分類を支援するための構造モデルを設計し,実用性の確認実証を行った。さらに,作業評価指標の設計と標準作業時間の設定を事例を用いながら行い,さらなる課題抽出をした。