文献
J-GLOBAL ID:201702292026632483   整理番号:17A1098323

薬剤性肝障害患者における自己免疫性肝炎の特徴【Powered by NICT】

Features of Autoimmune Hepatitis in Patients With Drug-induced Liver Injury
著者 (9件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 103-112.e2  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3126A  ISSN: 1542-3565  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
薬物性肝障害(DILI)は,自己免疫性肝炎(AIH)を含む他の肝疾患のそれらに類似した特徴を持っている。ニトロフラントイン,ミノサイクリン,メチルドーパ,ヒドララジンによって誘発された肝臓障害の臨床的および自己免疫性特徴を特性化することを目的とした。2004~2014年の薬物性肝障害ネットワーク前向き研究に含まれるニトロフラントイン,ミノサイクリン,メチルドーパ,ヒドララジンに起因DILIの88例のデータを分析した。血清は,ベースラインと追跡調査で患者から採取し,免疫グロブリンG(IgG),核抗原に対する抗体(ANA),平滑筋(SMA),および可溶性肝抗原(SLA)のレベルを試験した。自己免疫スコアはIgG,ANA,SMA,SLA(0 1+あるいは2+の指定値)のレベルの増加に基づいて導いた。AIH関連HLA-DRB1*03:01およびHLA-DRB1*04:01対立遺伝子頻度は一般住民の場合(対照)と比較した。88例のうち,80例は女性(91%)し,74%は肝細胞障害を有し,25%は重度損傷を有していた。DILIの開始では,症例の39%はIgGのレベルが増加し,72%がANAのレベルが増加し,60%はSMAのレベルが増加していたと,いずれもSLAの増加を示さなかった。自己免疫(自己免疫性スコア≧2)の表現型はニトロフラントインに起因例,ミノサイクリン(73%)に起因する症例の73%がメチルドーパに起因例のわずか55%とヒドララジン(ニトロフラントインとミノサイクリン対メチルドーパ及びヒドララジンのP=0.16)に起因する事例の43%の82%で観察された。ANA(P=.01)またはSMA(P<.001)の陽性血清試料の数とDILI開始とフォローアップの間の自己免疫性スコア(P<.001)の低下を認めた。DILI患者の同様な割合は,対照(12%と9%,それぞれ)としてHLA-DRB1*03:01(15%)とHLA-DRB1*04:01(9%)を有していた。DILIN前向き研究からのデータの解析では,ニトロフラントインまたはミノサイクリンに起因DILIのほとんどの症例としたメチルドーパ及びヒドララジンによることを症例の約半分はAIHに類似した自己免疫の表現型を持つことを見出した。これらの特徴は,損傷の回復とともに減少し,特発性AIH患者で見られる典型的なHLA対立遺伝子と関連していなかった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
消化器の疾患 
物質索引 (4件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る