抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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プログラム実行は異なる傾向を持つ複数の「フェーズ」に分割できることが知られている。フェーズ検出はシミュレーションポイントの検出からマイクロアーキテクチャの適応制御まで,静的・動的双方の面でプロセッサの効率化に有用である。しかしながら,キャッシュの解析や適応制御においては,他の解析において広く用いられてきたフェーズ検出手法は精度が不十分であり,活用が進んでこなかった。本論文ではメモリの大域的なアクセスパターンを基にフェーズ検出を行う手法を提案し,フェーズ検出をキャッシュ最適化用途に利用可能なことを明らかにする。提案手法および従来手法についてキャッシュヒット率が変化する箇所の検出精度を比較したところ,スレットスコアにおいて従来手法よりも平均0.20,最大0.87高いスコアが得られ,提案手法の有効性が示された。(著者抄録)