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J-GLOBAL ID：201702292184607328   整理番号：17A1057174

歴史的Zn-Pb鉱石採掘によって残された廃棄物堆積はブナ林下層植生の種多様性のホットスポットである【Powered by NICT】

Waste heaps left by historical Zn-Pb ore mining are hotspots of species diversity of beech forest understory vegetation

著者 (3件)： Woch Marcin W. (Institute of Biology, Pedagogical University of Krakow, Krakow, Poland) ,  Stefanowicz Anna M. (W. Szafer Institute of Botany, Polish Academy of Sciences, Krakow, Poland) ,  Stanek Malgorzata (W. Szafer Institute of Botany, Polish Academy of Sciences, Krakow, Poland)
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 599-600  ページ： 32-41  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属鉱業及び製錬業は環境の重金属(半金属)汚染の非常に高いレベルと関連している。重金属は草地群集の種の多様性と組成に顕著に影響を及ぼすことが証明されているが,森林下層植生に及ぼすそれらの影響はほとんど知られていない。それ故,本研究の目的は,下層植生に及ぼす歴史的Zn-Pb鉱石採掘により残された廃石の小型ヒープの存在の影響を調べることであった。ヒープはポーランド南部のブナ林の広大な地域に分散している。三種類研究プロットを確立した(1)廃棄物堆積自体に,(2)それらの近傍(ヒープの足から5~10m,廃石排水による堆積による影響が潜在的に),(3)堆積物の足から少なくとも100mは(疑似-対照)。全てのプロットでは植生パラメータ,すなわち,植物種数,被覆と群集組成,生物形態と戦略,および基本的な土壌特性を評価した。ヒープは高濃度の金属,すなわちCd,Pb及びZnを含んでいたが,下層植生の被覆と多様性,古代森林と絶滅危惧種を含むにより特性化され,その周辺に比較した。もそれらの植物群落の異なる種組成によって特性化した。これはドロマイトとカルサイト(方解石)から成る廃石から生じる高いpHとCa含有量の有益な影響と共に,増加した生息場所不均一性,例えば,土壌骨格と急な勾配から生じた可能性がある。下層の豊度と組成に影響するもう一つの重要な因子は樹木被覆,樹冠の光伝達に関連した。著者らの研究は,金属鉱石の採掘と処理によりもたらされる障害は自然に貴重な種の高周波と被覆をもつ種の豊かな下層が形成されたことを証明した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 土壌特性 ,  ポーランド共和国 ,  *下層 ,  被覆 ,  キャラクタリゼーション ,  カルシウム ,  *亜鉛 ,  堆積物 ,  *採掘 ,  植物群落 ,  ヒープ ,  *生物多様性 ,  重金属 ,  *廃棄物
準シソーラス用語： *下層植生 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 歴史的採掘 ,  重金属 ,  下層植生 ,  ブナ林 ,  古代森林種 ,  自然保護

分類 (2件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (11件)： 歴史 ,  Zn ,  Pb ,  鉱石 ,  採掘 ,  廃棄物 ,  堆積 ,  ブナ林 ,  下層植生 ,  種多様性 ,  ホットスポット