抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;成都地区住民の甲状腺疾患の発症状況を把握する。方法;無作為に2014年6月から2015年5月まで四川大学華西病院の健康診断センターで健康診断を行った成都地区住民17161名を性別により男性群(843名)と女性群(8218名)に分け、年齢により青年群、中年群と老年群に分けた。甲状腺疾患の発生率を,異なるグループによって比較した。結果;甲状腺機能低下症,副甲状腺機能低下症,亜臨床甲状腺機能亢進症,甲状腺機能亢進症および橋本甲状腺炎(Hashimoto thyroiditis,HT)の発症率は,それぞれ0.68%,17.09%,0.41%,0.48%および17.76%であった。女性における甲状腺機能低下症,亜臨床甲状腺機能低下症,副甲状腺機能亢進症,甲状腺機能亢進症の罹患率は,それぞれ0.92%,21.95%,0.63%,0.78%であり,男性患者の0.46%,12.62%,0.21%,0.20%より有意に高かった(P<0.001)。若年女性,中年および高齢者における甲状腺機能異常の罹患率は,それぞれ,284%,26.78%および34.85%であり,高齢者群における甲状腺異常率は,中年群および若年群におけるそれより有意に高かった(すべてP<0.05)。老年群の甲状腺異常発症率は中年群と青年群より明らかに高かった(いずれもP<0.05)。男性の青年、中年、老年群の甲状腺異常の発症率はそれぞれ11.72%、11.85%、274%で、しかも老年群の甲状腺異常の発病率は中年群と青年群より明らかに高かった(すべてP<0.05)。TPOAb(+)TgAb(+)群における甲状腺機能低下症の罹患率は,TPOAb(+)TgAb(-)群およびTPOAb(-)TgAb(+)群よりも有意に高かった(P<0.05)。結論;成都地区住民の甲状腺機能障害の発病率は比較的に高く、臨床医師は女性及び老年男性グループの甲状腺機能に対するスクリーニングを重視する必要があり、同時に女性グループTPOAb、TgAbに対するスクリーニングを重視する必要がある。甲状腺機能が正常なHT患者に対して、定期的にフォローアップ観察を行う必要がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】