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J-GLOBAL ID：201702293944173679   整理番号：17A1051675

QOLを向上できる製品の開発と販売~グンゼにしかできない“ここちよさ”をセルフケア衣療の市場創出で実現する~

著者 (1件)： 上島進 (グンゼ QOL研)
資料名： 染色研究  (Dyeing Research)
巻： 61  号： 2  ページ： 26-31  発行年： 2017年08月23日 
JST資料番号： G0576A  ISSN： 0389-6277  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グンゼ社は,健康・医療関連分野を成長の核とし,業界オンリーワンの地位の確立を目標とした。アパレルで培ってきた技術で新たな市場の創出を目指し,プロジェクトをスタートさせた。セルフケアにより「様々な疾患で発生する悩みを軽減化する製品を開発することで社会に貢献すること」を事業ビジョンに掲げた。肌にとって重要な3つのキーワード「物理的な刺激の軽減」「化学的な刺激の軽減」「着用感を含む快適性」に,自社の素材や加工をマッチングさせて商品化する。また,医療関係者との関係を強化する。「これがあったらよかったのに」「こんな症状で困っている」などのニーズを検証し,商品の試作を重ねながら評価を確認する。製品開発にはルールを決めている。既存の生産設備やラインを活用し,新たな設備投資を行わず,効率的に商品化することである。市場環境を整え,看護師向けセミナーを開き,病院との連携も深めていきたい。

シソーラス用語： *クオリティオブライフ ,  *製品開発 ,  *販売 ,  *快適性 ,  *健康管理 ,  *自己管理 ,  治療法 ,  下着 ,  化学刺激 ,  縫製 ,  吸水 ,  表面性状 ,  界面活性剤
準シソーラス用語： セルフケア ,  肌着 ,  接着縫製

分類 (1件)： 関連産業  (YM01060D)

引用文献 (5件)：

• 「家庭用品に使用される化学物質による健康被害と安全対策」 鹿庭正昭 皮膚にやさしい衣服のための基礎研究 内田恵美子 を参考
• 外科手術後の乳がん患者200名によるインターネット調査 (2014年) グンゼがネオマーケティング社に依頼して調査
• 大阪府立成人病センターとの共同研究 乳がん患者への低刺激肌着着用アンケート調査より
• 「乾燥性皮膚病変に対する肌着の検討」 この研究は,大学の倫理委員会で承認のもと実施された
• 厚生労働省研究班が発表 2015年2015年10月~12月 国立がん研究センターなど3施設950名を対象に調査した結果

タイトルに関連する用語 (6件)： QOL ,  開発 ,  販売 ,  セルフケア ,  市場 ,  創出