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J-GLOBAL ID：201702294245954120   整理番号：17A1417759

密接に関連したコオロギ(Teleogryllus spp.)間の音響配偶者認識の異なる機構【Powered by NICT】

Divergent mechanisms of acoustic mate recognition between closely related field cricket species (Teleogryllus spp.)

著者 (3件)： Bailey Nathan W. (Centre for Biological Diversity, School of Biology, University of St Andrews, St Andrews, U.K.) ,  Moran Peter A. (Centre for Biological Diversity, School of Biology, University of St Andrews, St Andrews, U.K.) ,  Hennig R. Matthias (Humboldt-Universitaet zu Berlin, Institut fuer Biologie, Abteilung Verhaltensphysiologie, Berlin, Germany)
資料名： Animal Behaviour  (Animal Behaviour)
巻： 130  ページ： 17-25  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1654A  ISSN： 0003-3472  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 同種交配シグナルの効果的な認識は,不適応なハイブリダイゼーションのリスクを低減する。選好の基礎をなす信号認識アルゴリズムの解析近縁分類群は配偶者の認識を達成するために同じまたは異なる信号特徴を評価するかどうかを調べるための有用なアプローチである。そのようなデータは,進化的分岐における選択の潜在的制約と標的に関する情報を提供した。一連の配偶者選択試験を用いて,音響雄の呼び出し歌を評価する際に密接に関連しているが,遺伝的および表現型的に分岐した,コオロギ種(Teleogryllus oceanicusとTeleogryllus commodus)を共有または明確な認識アルゴリズムを用いるかどうかを調べた。これらの種は同所性における重複,雄の呼び出し歌の雌雄判別に基づく交配前隔離を示し,まだ雑種子孫を生成することができる。意外なことに,雄の歌の特徴に対する雌の選択性は二種間で異なっていた。二種を共有する蛋白質と固有信号フィルタリング機構の組合せを用いて,著者らは雄キャリア周波数,パルス速度および時間的パターン形成に関する情報は,各化学種のさえずり認識を達成するために統合されるかを特性化した。これらの結果は,シグナル認識アルゴリズムの重要な成分の数,簡単な修正は密接に関連する分類群間の顕著な種間識別をもたらし,見かけの信号の複雑さにもかかわらずできるかを比較説明した。,他のものは異なるが,シグナル認識及びフィルタリング過程でいくつかの段階が種間で共有されているという知見は,進化的分岐中の選択により標的化された行動特性の同定に役立つことができる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： パターン形成 ,  フィルタリング ,  交配 ,  *コオロギ類 ,  表現型 ,  分子ハイブリダイゼーション ,  *音響 ,  キャラクタリゼーション ,  タンパク質
準シソーラス用語： 認識アルゴリズム ,  歌 ,  配偶者選択 ,  進化的分岐 ,  分類群 ,  *配偶者 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： 音響通信 ,  divergence ,  雌の嗜好 ,  配偶者認識 ,  生殖隔離 ,  性選択 ,  化学 ,  Teleogryllus

分類 (5件)： 個生態学  (EE03020H) ,  生態系  (EE01040P) ,  生態学一般  (EE01010I) ,  人工知能  (JE08000Z) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (4件)： コオロギ ,  SPP ,  音響 ,  配偶者